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2017/12/24

日経新聞土曜版 NIKKEIプラス1で「犬像ランキング」が掲載されました

日本経済新聞」(2017年12月23日)の日経プラス1(土曜日朝刊に挟まっている別刷りの新聞)のフロント企画「何でもランキング」で今回は「戌年 感動の忠犬に会いに行こう」というタイトルで全国の犬像ランキングが掲載されました。

結果は次の通りです。(犬像名をクリックすると各犬像を訪ねたときの記事に飛びます)

日経の電子版はこちらです。→ 「来年は戌年 感動の忠犬像に会いに行こう」 (2017/12/24)

調査の方法は、青柳が最初犬の像を20体選出しました。編集部で日経生活モニターの協力者80人に逸話と像の写真を送り、像の魅力や話の面白さ、人に伝えたくなる、などの観点でベスト10を選んでもらい集計しました。有効回答数は75でした。


第1位: 樺太犬タロジロ

第2位: 消防犬ぶん公

第3位: 名犬チロリ

第4位: 盲導犬サーブ

第5位: 忠犬ハチ公

第6位: 忠犬タマ公

第7位: 代参犬シロ

第8位: 高野山の案内犬ゴン

第9位: 老犬神社のシロ

第10位: 救命犬


今回のランキングは、日経生活モニターの方々が投票して得られた結果です。なので、青柳がひとりで決めたランキングではなく、より客観的なランキングになっています。

まぁまぁ、順当なランキングかなぁと思いますね。

第1位となった、樺太犬タロ・ジロには奇跡のドラマがあるので、第1位はうなづけます。

第2位になった消防犬ぶん公は、予想以上に上位で、健闘したなぁと思います。ホースをくわえて走り回るぶん公を想像すると楽しくなります。好きなエピソードです。

忠犬ハチ公が第5位でした。もう少し上位に行くかなと予想していましたが、忠犬ハチ公以外にもたくさんの犬像が分かると、意外と「駅で待っていた犬」という物語が物足りなく感じるのかもしれません。ただ世界的にも有名犬であることに変わりありませんが。

その点、第4位の盲導犬サーブは、交通事故から主人を守って自分は左前足を失った犬だし、第6位の忠犬タマ公は2度の雪崩から主人を救い出した、言うならば、本当の「忠犬」かもしれません。

あと、第7位と第8位の、代参犬シロと高野山の案内犬ゴンは、共通したものがあると思っています。「人といっしょに歩く犬」という視点で見ると。

犬の習性でもあるのですが、何かのタイミングで人といっしょに歩き始めることがあります。人も楽しいし、犬も楽しい。WIN-WINの関係です。アジアの犬はいまだに多くの地域犬がいるので、それがよくわかります。

ところが日本ではもう自由勝手に歩く犬は見られません。「人といっしょに歩く犬」は基本、地域犬や野良犬でした。自由に歩けたここと、地域の人たちに愛されて、地域犬冥利につきたのではないでしょうか。

Inuzou_01(第1位: 樺太犬タロジロ)

Inuzou_02(第2位: 消防犬ぶん公)

Inuzou_03(第3位: セラピードッグ チロリ)

Inuzou_04(第4位: 盲導犬サーブ)

Inuzou_05(第5位: 忠犬ハチ公)

Inuzou_06(第6位: 忠犬タマ公)

Inuzou_07(第7位: 市原家の代参犬シロ)

Inuzou_08(第8位: 案内犬ゴン)

Inuzou_09(第9位: 老犬神社の忠犬シロ)

Inuzou_10(第10位: 救命犬)
 
 
  
日本全国の犬像を約60体訪ね歩いた『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』が2017年4月下旬に出版されました。よければ、読んでみてください。今回の日経新聞の「犬像ランキング10選」以外の犬像もたくさん載っています。

全国の犬像をめぐる

 
 
 
 
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