【犬狼物語 其の二百十五】 東京都青梅市 武蔵御嶽神社の古いお犬さま像
大岳山・大嶽神社への帰り、武蔵御嶽神社に寄ってお参りしたとき、まだ紅葉が残っていました。
拝殿前階段のところのモミジが美しい。
日本武尊が東征で道に迷ったとき、白狼が現れて尊の軍を導いてくれたため、狼を大口真神として祀ることになりました。今は、「お犬さま」にちなんでワンコ連れ参拝客も多く訪れます。
武蔵御嶽神社のHPには、
「近頃みたけ山は、「おいぬ様」にちなみ愛犬の健康を願う人々で賑わうようになりました。そこで当社は、愛犬祈願を社頭にて行うようになり、一年を通し、沢山のワンちゃん達の健康をお祈りしております。」
今回は、ヴィーノ連れではないので、癲癇発作が出ないように祈願して、お犬さまのお札だけ、また頂戴しました。
本殿の裏側の山頂、大口真神社でお参りしたあと、古碑が立ち並ぶ築山に、1体だけお犬さま像が立っているのに気が付きました。前回は気が付かなかった狼像です。
対ではなく、1体だけです。これは前からあった古いお犬さま像らしい。拝殿内の古い写真には、これと同じような像が映っているので、もしかしたら、そのお犬さま像なのでしょうか。
その他、前回は写真に撮らなかった旧本殿の常盤堅盤社前にも1対のお犬さまが護っています。これは寛保三年(1743年)に奉納されたものですが、いわゆる狛犬と狼像の中間型のような姿です。
山を下りようとしたとき、遠くに柔らかい夕陽を受けて美しい日出山が見えました。
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