【犬狼物語 其の二百三十】 愛知県岡崎市 犬頭神社と犬尾神社
愛知県岡崎市の糟目犬頭神社と犬尾神社には、小白丸型の伝説が伝わっています。
主人が吠える犬を煩いといって切りつけると、犬の首が飛んで、上にいた大蛇に噛みつき、主人を助けるのです。主人は、犬が自分を助けるために吠えていたんだと悟り、後悔する、という話です。
現代版に置き換えれば、
他人の耳の痛い忠告を煩がって、その人を遠ざけたけれど、何かトラブルが起きて、忠告されたとおりになってしまった。自分のために忠告してくれていたんだとわかっても、後の祭り。その人は自分の元から去ってしまって後悔するなどという話と似ていると思うんですが。
本当の忠義とは何なんだろう?と考えさせる話でもあります。主人であっても、言うべきときは言う、ということになるんでしょうか。
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