2018年6月21日は夏至(げし)
(「靫草(ウツボグサ)」、別名「夏枯草(カコソウ)」)
6月21日は、二十四節気の「夏至(げし)」です。一年で最も昼が長い日です。
ヨーロッパを中心に夏至祭というものが行われます。
夏至は恋人とめぐり合える「愛の季節」でもあるそうで、ウィキペディアには、こう書いてあります。
「北半球では、性欲をかきたてる日とされており、スウェーデンの民俗学者によると、夏至を祝うミッドサマーの祝日から9ヶ月後に生まれる子どもが多いという。」(Wiki)
果実もこの時期の太陽光線をいっぱい浴びて、秋には実をつけます。「愛の季節」というのは妙に納得できます。
北欧の国の「Mid Summer Day」という祝日は、高緯度にある地域はとくに太陽光線が貴重なので、嬉しさを現わす祭りでもあるのではないでしょうか。
夏至のころの満月(今年は昨日の満月)は「ストロベリームーン」と呼ばれるそうですが、これは元々はネイティブ・アメリカンの月の名前を由来としています。赤っぽい月だから「苺月」なのでしょうが、この時期の月は水平線からあまり高い位置にならないので赤っぽいということです。
また、夏至の初候は「乃東枯(なつかれくさかるる)」ですが、「乃東」というのは、「靫草(ウツボグサ)」のことで、「靫」とは武士が矢を入れて持ち歩いた用具のこと。
別名「夏枯草(カコソウ)」です。夏に花が枯れて黒褐色になるからですが、利尿剤や消炎剤として使われているそうです。
上に掲載の写真がウツボグサです。花の後ろにボケて入っているのが枯れかかっているウツボグサです。
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