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2018/06/17

ハチ公像の移転話に賛否のニュース

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Yahoo NEWS 「ハチ公“全国行脚”案に賛否 都主導「五輪PR役に」 地元「ただの銅像扱い」」というニュースがありました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180614-00000144-san-l13

たしか、2年前に聞いた話では、渋谷駅開発に伴って、一時的に移転しなければならないとのことだったと思いますが、まるで小池さん発案のようになっています。また、便乗するのかなと疑ってしまいます。

ネットでは、賛否両論あるようですが、反対する人たちの理由が的を得ている気がします。「犬像」の本質を見抜いていることに共感します。

俺も「犬像がそこにある意味」が大切だと思っています。だから俺は実際に犬像を訪ね、犬像を触っています。犬像が各地を回るのではなくて、我々が各地を回ることが大切なのです。ただ見るだけなら、ネットで十分なわけで。

どうして犬像を触る必要があるのでしょうか。

それは「肌触り」なのではないかなと思います。当然、銅像や石像に柔らかさを求めているのではなく、見た目(視覚)を重視するようになった人間が、その場に来たという直接の証は、触る(触覚)しかないのです。聴覚・味覚・嗅覚もこの場合あまり役に立たないだろうし。

ごつごつしていてもかまわない、冷たくてもかまわない、私は、確かにここに来た、という実感は触ることで得られます。

ただ、当初、この移転話を聞いたときは、それもありかなと思いました。決して反対ではありませんでした。

工事でやむを得ず移転しなければならないなら、大館市に一時的に里帰りするのもありかなとは思ったのです。大館市民は大切にしてくれるだろうし。ハチ公の出身地なので、「犬像がそこにある意味」もちゃんとあります。

ただこれが政治的に使われるとしたら、戦時中に、ハチ公が「忠君愛国」のシンボルになってしまった反省が、何もいかされていないのかと、少し心配になります。犬像は、常に、誰からか利用される危険性もはらんでいます。
 
 
 
 
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