「紀州のドン・ファン」の愛犬イブは、主人の殺人を証明するのか
愛犬が主人の殺人を証明するのでしょうか。
「紀州のドン・ファン」こと、和歌山県田辺市の実業家・野崎幸助さんが急性覚せい剤中毒で死亡した件です。
野崎さんの愛犬イブも苦しんで死んだので、その原因を探るため、イブの死骸が掘り起こされて、専門機関に運ばれたそうです。
覚せい剤反応が出るのでしょうか。それが野崎さんの体内の覚せい剤成分と一致するのでしょうか。もし一致すれば、野崎さん自身の殺人が、さらに疑われることになります。
これは、愛犬が、主人を助けたという話にもなりそうです。
すでに、イブの像が造られています。テレビのニュースで見ました。さすが、純金の犬像で、これほど高価な犬像は、日本で、いや世界でもイブの像だけかもしれません。
犬が毒殺されたという話を聞くと、茨城県北茨城市の五浦海岸の忠犬ジョンを思い出します。忠犬ジョン之碑は六角堂を見下ろす高台の松林の中にあります。
台座に刻まれた碑文を要約すると、こんな感じでしょうか。
ジョンは賢くてとてもいい番犬だったので、それをねたんだ人に農薬を盛られ、死期をさとったジョンは主人の枕元で息絶えました。
憐れに思った主人は風光明媚なこの地にジョンを葬りました。
その後、忠犬のおかげなのか、花咲か爺さんのような幸運が舞い込みました。
忠犬ジョンの勇姿に接する人には、福が訪れるとのこと。この墓地を詣でて、ジョンの加護を受けましょう。
とあります。
碑が建てられたのは昭和30年(1955年)11月です。
「いい番犬」とあるので、吠えることは吠えたんでしょう。農薬を盛った犯人は、何度も吠えられたのかもしれないですね。もしかしたら、物色していた泥棒だったかもしれません。
碑文に「花咲翁」を持ち出しているのは意味深です。
この昔話を持ち出した飼い主の思いを想像してしまいます。犯人に、報いがあると、警告しているようでもあります。
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