【犬狼物語 其の二百九十二】滋賀県甲賀市 三上六所神社の犬像
鈴鹿山脈の山懐、滋賀県甲賀市の三上六所神社を参拝しました。この神社にも立派な犬像が奉納されています。
ところで、横を流れるうぐい川沿いに並んでいるのは桜の木らしい。春はきれいな桜の名所なんですね。参拝したのはまだ冬だったので、残念でした。
ここに、しっぺい太郎型を思わせる伝説があります。
その昔、このあたりでは毒蛇猛獣の被害に遇う村人が後を絶たないため、野州の御上神社に祈願しました。御上神社に奉仕する三上三郎なるものが二頭の猟犬を連れて来て、悪獣を退治したため、安心して人が住めるようになりました。人々は感謝し、三郎が仕える御上神社の祭神である天御影命と、村人を救ってくれた三上三郎の霊を祀って神社を建てました。
犬像はその伝説に由来するもののようです。
なお、六所神社から100mほど離れたところには、本尊が十一面観音の臨済宗 見性庵があります。奉納されていた犬(? ヤギの頭にも見える)を抱いたわらべじぞうにくぎ付けでした。
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