【犬狼物語 其の二百八十六】 鳥取県倉吉市 大岳院「南総里見八犬伝」ゆかりの犬像
鳥取県倉吉市の観光スポット赤瓦土蔵群の近くに大岳院があります。
ここは『南総里見八犬伝』のモデルといわれる安房国(千葉県)館山城最後の城主・里見安房守忠義公と8人の家臣の供養塔があるお寺です。
墓は鐘楼門を入ってすぐ右手にあります。そして境内にはかわいらしい子犬像が8体置かれています。
元和8(1622)年、忠義公は29歳で病死し、3ヶ月後、家臣8人も殉死したという。
忠義の法名は「雲晴院殿心叟賢凉大居士」で、殉死した8人の法名にもすべて「賢」の字を与えられ、彼らは「八賢士」と呼ばれるようになりました。
曲亭馬琴(滝沢馬琴)作『南総里見八犬伝』は、この里見家断絶と家臣たちがモデルとなったのではないかといわれているそうです。
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