「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産推薦候補に選定
7月19日に開催された文化審議会世界文化遺産部会で、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が平成30年度の世界文化遺産推薦候補に選定されたというニュースが入りました。
これは2020年登録を目指す候補です。あくまでも今の段階では、「候補」で、他に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」があります。政府がどちらを推薦するかについて文化庁は「未定」と言っています。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成要素は、津軽海海峡を挟んで、北海道と北東北にありますが、その中に三内丸山遺跡や大湯環状列石が含まれています。
三内丸山遺跡は青森市の南西部に位置します。縄文時代前期中頃から中期末(紀元前3,900年~2,200年頃)の、日本を代表する大規模な縄文集落遺跡です。復元された建物や、出土した土偶などの展示品を見ることができます。
秋田県鹿角市の大湯環状列石は、「ストーンサークル」とも呼ばれていて、ミステリアスな雰囲気があります。
後期前半(紀元前2,000年~1,500年頃)の遺跡ですが、200年以上にわたって造り続けられました。大規模な共同墓地と考えられているようです。
メインとなる環状列石は直径40m以上もあり、「日時計」といわれる石柱が立っています。
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