« 【犬狼物語 其の二百九十七】 神奈川県南足柄市 大雄山最乗寺 多摩が育てられた寺 | トップページ | 今日は、二十四節気「立秋」、七十二候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」 »

2018/08/15

【犬狼物語 其の二百九十八】 東京都渋谷区 忠犬ハチ公像の70年

Img_6742(渋谷駅前の忠犬ハチ公像)

171029_3(山形県鶴岡市の忠犬ハチ公試作品の石膏像)


終戦記念日の今日、8月15日は忠犬ハチ公像が建立されてから70年になります。

渋谷駅前の忠犬ハチ公像は、今では外国人も順番待ちをして記念撮影するくらいの人気スポットになっています。

現在の忠犬ハチ公像は2代目です。初代は戦中の金属供出で撤去されてしまいました。戦後、安藤士さんによって2代目が造られ、1948年(昭和23年)8月15日、除幕式が行われました。

2代目を造るにあたって、士さんは空襲で自宅が焼けたので、他の民家を借りて、そこで石膏の試作品を造りました。

でも、気にいらなかったので、造り直しました。初めの試作品よりも大きめに造ったそうです。それが2代目の銅像の元になりました。

初めの試作品は忘れられ、偶然にも、いろんな人の手に渡って、最終的には、鶴岡市にやってくるのですが、そのことについては、「忠犬ハチ公像の石膏試作品が鶴岡市に来た奇跡話」に書いています。

ところで、設置にあたり、「忠犬」では軍国主義を思わせるなどの意見が出たようですが、結局、「忠犬ハチ公」という名前が浸透していたので、そのまま「忠犬ハチ公」になったようです。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

|

« 【犬狼物語 其の二百九十七】 神奈川県南足柄市 大雄山最乗寺 多摩が育てられた寺 | トップページ | 今日は、二十四節気「立秋」、七十二候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 【犬狼物語 其の二百九十七】 神奈川県南足柄市 大雄山最乗寺 多摩が育てられた寺 | トップページ | 今日は、二十四節気「立秋」、七十二候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」 »