« 【犬狼物語 其の三百一】 山梨県丹波山村 七ツ石神社のお犬さま | トップページ | 【愛犬物語】から【犬狼物語】へ »

2018/11/09

奥多摩湖と七ツ石神社への登山道の紅葉

287a0588

287a0599

287a0782

287a0809

287a0833

287a0854

287a0841


七ツ石神社のお披露目が11月7日に行われたという話を昨日書きました。

当日は、霧と霧雨で、お犬さまが実際現れそうな、幻想的な天候でしたが、盛りは過ぎたとは言え、いや、だからこそと言うべきか、紅葉も記録しておこうと思います。奥多摩湖と登山道で撮った写真です。

「盛りは過ぎたとは言え、いや、だからこそと言うべきか、」と書いたのは、この前山形で写真展を開いたとき、久しぶりにお会いした美術の先生が(自身も絵を描いている画家ですが)、自然はどんな季節でも、どこを切り取っても美しいんだ。若いころは、花なら目立つ花を描いて、葉や茎や根まで目が行きづらかったけど、この歳になると、花そのものよりも、葉や茎や根を細かく描くことも苦にならなくなってきたよと言ったことが気になっていたからです。

それは、日本の美が「不完全さの美」ということと通じるのかもしれませんが、紅葉も真っ盛りの日だけがいいのではなく、むしろ、「いつでもいいんだ」という境地になってこそ、本物を知ることになるのかなぁとも思うのです。

まぁ、正直言って、そこまでの境地になるには、あと何年かかるかわかりません。いや、一生わからないまま終わってしまうかもしれません。

ただ、自分の意志だけで、撮影の季節、場所、時間を選ぶことは、「美しい写真」を撮るにはいいかもしれませんが、そうなると、自分の意志から抜け出すことが難しくなるのではないかとも思います。

今回のように、他人の都合に合わせて訪れた場所と日に出会う光景というのは、少なくとも俺の意志で選んだ光景ではないというところが大切なことなのではないか、とも思うのです。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

|

« 【犬狼物語 其の三百一】 山梨県丹波山村 七ツ石神社のお犬さま | トップページ | 【愛犬物語】から【犬狼物語】へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 【犬狼物語 其の三百一】 山梨県丹波山村 七ツ石神社のお犬さま | トップページ | 【愛犬物語】から【犬狼物語】へ »