「ヤドカリのジレンマ」
引っ越しすることになって、今、何かに憑かれたようにものを捨てています。気持ちいいです。ドーパミン出ているんでしょうか。
この15年間でたまったいろんなものですが、今では使わなくなってしまったフィルムやスライド、外国で買った本、パンフレットの類、日記などです。
最初は、「資料」だからと思って、捨てるのを躊躇していたのですが、この前アップした中国で買った少数民族関連の本と同じで、15年で使わなかったものは、これからの15年で使うとは思えません。
それとフィルム・スライドを保管していたロッカーや、本棚、食器棚、テーブルなども、市の粗大ごみ回収に出しました。
結局、必要なものはごく限られたものなので、たくさん捨てても、生活に支障はありません。むしろすがすがしい。身軽になった感じです。ある意味、これは「終活」の一部でもあるのかもしれないですが。
捨てるものがだんだん無くなってきたのですが、捨てることの快感が忘れられず、要るものまでも捨てそうで怖いです。
行きつくところ、必要なのは、バックパック1個に収まってしまうんだろうなぁと。実際それで半年も旅できたんだから。
これは「ヤドカリのジレンマ」ですね。
ヤドカリもジレンマを抱えながら生きています。大きな家を持つほど、重たくて移動しにくくなる、ということ。快適さを追求すればするほど、不快になっていくというジレンマです。
いろんな便利なものを増やせば快適になるかというと、そうでもありませんね。要はバランスなんでしょうが、人によって最低限必要なものはかわってきます。
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