犬笛「Shepherd's Whistle(羊飼いの笛)」
ドッグマラソンでの撮影依頼があったので行ってきました。ドッグマラソンとは、飼犬といっしょに走るマラソンです。
ドッグマラソンを初めて見ましたが、依頼者さんのミニチュアダックスがあんなに速く走るとは思わなかったですね。ガチのマラソンなんです。うちで同居を始めたミニチュアダックスを見ていて、そんなに走るか?と侮っていました。伴走するのは無理だったので、逆走して、向かってくるところを写真に撮りました。
そして依頼者のお仲間のワンちゃんたち、約10匹を台に乗せて、勢ぞろいさせての記念写真を撮ったのですが、この時こそと思って、いつも持っている犬笛を吹いてみたのですが、まったく犬笛に気が付いてくれたワンちゃんはいなかったというのが、すごく悲しくなりました。
犬笛とは、人間が聞くことのできない高周波数の音を出すことのできる笛のことです。
上に掲載の写真の、made in UKのこのタイプのものは、「Shepherd's Whistle」とあります。「羊飼いの笛」は、 牧畜を補助する牧羊犬に命令を出すための可変ピッチの笛だそうです。半円形の部分をマウスピースのように口にくわえて息を出すと、ピーーーーーという高音が出ます。音が出るまで、ちょっと練習が必要です。犬笛の中では、特殊なタイプでしょうか。
犬笛が発するのは、16000Hzから22000Hzの音ですが、20000Hzの音までしか聞き取ることができない人間(歳をとると、もっと聞き取れなくなる)とは違って、犬には聞こえる範囲です。だから犬笛。実際には、犬以外にも猫の訓練などにも使われているそうです。
ところが昨日は、犬笛の効果がまったくなく、はずかしい思いをしてしまいました。
きっとこれは、犬笛の性能(価格)のせいではないと信じたい。昨日は会場がうるさかった(いろんな高周波数の音があった)ということもあるのではと思ってます。
実は、「実用になるのはヒトにも十分聞き取れる程度の周波数域である。」とwikiにもあるように、結局は、そんなに万能ではないということらしいのです。
ちなみにヴィーノの場合ですが、犬笛に強く息を吹き込むと、高音すぎて俺には音が聞こえなくなりますが、それでも吹き続けると、ようやくヴィーノが気が付いてくれます。へ~、やっぱりこれは犬笛なんだと納得します。
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