狼信仰と雲南省の民間信仰
先日は、本の出版関係者たちと「お疲れさま会」をやりました。
ほんとは、これからが勝負で「お疲れさま」はもっと先の話です。だからヒット祈願といったところでしょうか。
場所は神保町の東北タイ料理の店でした。
出版社の社長の話では、今回の本が、やっぱり最速のできあがりだったという。企画が動き出したのが1月下旬、それから3週間で原稿を書き上げました。ブログを書いていたからできたことですが。集中してやったので、かえってよかったかもしれません。
ところで、タイ料理はおいしかったですね。ラープやソムタム、カニのカレー、ネームのサラダなどなど。
社長とは、20年ほど前、雑誌の取材でいっしょにタイへ行ったことがありました。
山登りの格好をしてリゾートビーチを歩いたり、青いきれいな温泉湖で泳いだり、象に乗って山岳民族の村を訪ねたり。
あのときは、こんなふうな形でまたいっしょに仕事ができるとは思いませんでしたが、俺の写真の方向性は、当時彼のいた出版社とは相性が良かったということはあったと思います。
考えてみれば、その雑誌でも何回か特集を組んでもらったのです。最初は「雲南省の麗江」だったと思います。「山の民俗」という意味では、麗江のナシ族文化と民間信仰も、お犬さま(狼)信仰も同じともいえるかもしれません。
だから、今、不思議な感覚なのです。雲南省で少数民族の民俗文化に興味を持って写真を撮り始めたのですが、それは特別「意図」があったわけではありません。バックパッカーからの流れで、自然に雲南省で写真を撮り始めたのです。でも、今から思えば、これは偶然ではなかったのではないかとも思います。
無意識で選択したものは、その人の本質にかかわっているのではないかということです。
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