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2019/06/30

【犬狼物語 其の三百六十一~三百六十三】栃木県栃木市 新町三峯神社&埼玉県久喜市 葛梅三峯大神社&蓮田市 高虫氷川神社内三峯神社

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栃木県藤岡町の藤岡神社から自宅に戻るとき、三峯神社3社に寄りました。狼像は見つけられなかったのですが、記録のために記事を書いておきます。

栃木県栃木市藤岡町 新町三峯神社、埼玉県久喜市 葛梅三峯神社、蓮田市 高虫氷川神社内の三峯神社です。

藤岡神社の西約700m、新町児童公園に隣接して新町三峯神社はあります。たまたま新聞を読んでいる近所のおじさんが座っていて、話をしたら、おじさんは氏子ではありませんでしたが、この神社の三峯講については知っていて、毎年秩父の三峯神社に参拝し、お札をもらってきているそうです。ここではちゃんと講が機能していました。

 『藤岡町史 別巻民俗』(2001年)にも、新町の三峯講についての記述がありました。

石宮は慶応二年(1886年)九月に、常夜灯は嘉永五年(1852年)建立されたようです。

「藤岡の新町では、毎年二月にベッカと称して講の代表者をくじ引きによって決め、講中の五分の一ほどの人数で四月上旬に秩父の三峰神社へ代参し、ケンゾクを受けて来る。そして三峯神社では火事と病気、盗難除けの三種類のお札をもらい、ムラの分社と公民館、火の見にその代表札を貼るとともに、講員にも三種類のお札が配られて家に納められている。」とあります。

埼玉県久喜市 葛梅三峯大神社は、公園の一角に庚申塔や稲荷社が建っていて、その中に「三峯大神」の碑がありました。台座は古そうですが、碑の文字は最近修復されたようです。 きれいに掃除もされているので、地域の人たちによって大切にされていることが偲ばれます。

 蓮田市 高虫氷川神社内の三峯神社は杜の中でした。暑い日差しを遮ってくれて気持ちがいい。高虫氷川神社の境内の杜は、蓮田市の保存樹林に指定されているようです。

葛梅三峯大神社と高虫氷川神社内の三峯神社に講があるのかどうかは、確かめていません。

 

 

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2019/06/29

【犬狼物語 其の三百五十九~三百六十】栃木県栃木市 藤岡神社遺跡の犬形土製品と縄文犬「藤丸」

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栃木県栃木市藤岡神社遺跡から出土した縄文後期の犬形土製品と、縄文犬「藤丸」です。

すでに、『犬像をたずね歩く  あんな犬、こんな犬32話』の中に収めてありますが、まだ藤岡神社遺跡へは行っていなかったので、今まで【犬狼物語】では紹介していませんでした。今月、ようやく藤岡神社遺跡を訪ねたので、ここにアップします。

渡良瀬遊水地の北西、藤岡神社の境内に隣接した場所は、現在、下水道浄化センターになっていて立入できませんが、遺跡はここにありました。平成3年6月から平成7年9月まで、発掘調査されました。やっぱり現在神社が建っているような場所は、古来から「何か」があった場所なんですね。

藤岡神社遺跡から縄文時代後期の犬型土製品や、犬の頭骨などが出土しています。

この犬型土製品は、日本で出土している犬形土製品としてはたぶん一番有名なもので、去年はフランスで開かれた日本文化を紹介するイベントでも展示されました。

この土製品は口を開けているようなユニークな姿をしています。吠える声が聞こえてきそうです。

重要文化財に指定されているので、許可を取って撮影させてもらったのですが、「触ってもいいですよ」と言われたので、恐る恐る持ってみると、意外とズシリと重いのでびっくりしました。最大長16.3cm、重量215.8グラムあります。また尾の付け根には肛門の穴と、お腹には「×」印があります。

こうした土製品は、狩猟に関する儀式で用いられたのでは?とか、猪形土製品も同時に出土しているので、猪狩りを表しているのでは?とも言われています。また現代の子安犬に通じる豊穣や安産などを祈るものだったとも考えられます。

ただ、学芸員は、冗談めかして言ったのです。「女の子が、その辺の土を丸めてちゃちゃっと犬の形に作ったものかもしれないですよ」と。

結局、誰が、何の目的で作ったかはわからないのです。真実は犬に見えるこの形だけ。女の子が遊びで作った可能性もゼロではないということです。

ただ、わからないからこそ、勝手に想像することも自由で、その学芸員も「そこが考古学の面白いところでもあるんです」とも言いました。これを作った人間は、宗教儀式を執り行う男であれ、村の普通の女の子であれ、犬好きには違いなかったと思います。犬をよく観察していればこその、すばらしい造形だと思うので。

また犬の頭骨からは、樹脂で縄文犬が復元されて、「藤丸」と名前が付けられています。年齢は2歳、肩までの高さは37cmで柴犬くらいの大きさです。額から鼻にかけてのストップ(額段)がなく、狼にも似ています。手足が太く引き締まった体は、優秀な狩猟犬を思わせます。

 

 

 

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2019/06/28

【犬狼物語 其の三百五十八】群馬県桐生市 雷神嶽神社の狼像

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群馬県桐生市、雷神嶽神社(なるかみたけじんじゃ) の狼像です。

 鳴神山は、関東平野の北に位置し、赤城山の南東約20kmのところにあります。 鳴神山への登山口はいくつかあるようですが、今回は、桐生市の北、樹徳高校大滝山荘から上りました。

山を登り始めて数分くらいで大滝が現れます。別名「不動滝」です。落差10mほどのそれほど大きな滝ではありませんが、いい滝です。

滝を回り込み上っていきます。1時間ほど上ると、大きな岩が現れます。注連縄も張ってあり、何か祀られています。不動尊のようです。

遠くの方で音がしました。地鳴りのような音です。最初、てっきり工事か飛行機の音かと思ったのですが、はっきりと雷とわかる音になってきました。さすが「鳴神山」です。

小雨がぱらついてきたので、もしこれ以上雨がひどくなったら引き返そうと思っていたら、神社に着いてしまいました。

霧の中、狼像は5mくらいの間隔をあけて左右に鎮座し、神社を守護する姿は、美しく神秘的でした。霧雨は露となって狼像の頬を伝い、まるで涙のようです。

右の像はほぼ完全な姿ですが、左側の像は、耳が2個の石に置き換えられているようです。折れてしまったのでしょうか? 以前の姿を知らないので、何とも言えませんが。

 神社からは、東峰の桐生岳と、西峰の仁田山岳に出ることができます。でも、今回は雨と雷が止まないので、頂上まで上るのはあきらめ下山することにしました。目的は登山ではなく、狼像なので十分です。

なお、一番上に掲載しているYouTubeにアップした写真を使ったスライドショーですが、雷と雨の音は、効果音としてあとで入れたものです。

 

 

 

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2019/06/27

マレーシア・ペナンの旅(09) ペナンの料理

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マレーシア・ペナンの旅の最後は、やっぱり食べ物で締めくくりたいと思います。いつもなら(撮影目的なら)、「コメ食品」「コメ料理」にこだわるのですが、今回は食事もノープランでした。

いろんな料理を食べるのが楽しみのひとつでした。いや、大部分だったかもしれません。

とくに、懐かしさを感じる食事としては、中国系の飲茶、インド系・マレー系のカレー。このふたつは、「旅」を実感させてくれるものです。

ネットで探した飲茶で評判の店「大東酒楼」に行って、プアル茶を飲みながら、中華街のまわりの雑踏やお客さんの様子を眺めているのは心地よいものでした。今回、飲茶には3回行きました。 

店は「入口」というのはありません。角の建物の1階にあって、オープンスペースです。どこからでも入れます。

席に着くと、お茶の種類を聞かれます。お茶を注文してから、おばちゃんが押してくるワゴンに山盛りに載せられた点心から、これとこれもと注文します。ワゴンから選ぶというのがいいですね。お茶は、セルフでお湯を注ぎ足して何杯でも飲めます。

 普通の点心は一皿3~5リンギットなので、4、5皿取って、プアル茶を頼むと、25リンギット(約650円)くらいです。

 残念ながら、こういう店は日本にはありません。西川口あたりにはあるかもしれませんが、俺はまだ知りません。

またペナンでは屋台が充実しています。フードコートのような場所もたくさんあります。ガーニーの屋台村や、レッドガーデンの屋台はよかったです。とくにレッドガーデンは、観光客も多いので、世界各国の料理が楽しめます。日本料理もあります。さすがに、わざわざペナンに来て日本料理を食べる気にはなりませんでしたが。 

 あとはカレーですね。「朝カレー」もあります。それとチャイ(ミルクティー)がおいしい。

 

 

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2019/06/26

マレーシア・ペナンの旅(08) 神さま、仏さまの祀り方(その二)

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ペナン島の続きです。神さま・仏さまの祀り方、その二。

中国(華僑)系の仏教、道教、アニミズム的な祀り方は、一昨日紹介しましたが、今日は、イスラム教モスク、キリスト教会、チベット仏教寺院、ヒンズー教寺院、それと街角で見かけたお堂や祠です。

最後のカーリーKaliを祀ったヒンズー教のお堂だけは、ジョージタウンではなく、対岸のバタワースです。 

今回は、ほとんどノープランの旅行でした。だから別にテーマがあって写真を撮ったわけではありません。でも、街を歩いていたら、やたらこういった寺院や祠やお堂が目に付いて、しかもそれがバリエーション豊富で、意味はわからないのですが、面白いなぁと思い始めたのでした。 

帰国してあらためてペナンの魅力を考えると、個人的には、こんなふうにいろんな宗教・民族・文化が、混在しているところ、ということになるでしょうね。街が「生きている」感じがします。そこに身を置くことで、俺自身もわくわくし、心が活性化します。ただし、ワンダーラストの病気は、さらに進むという結果になりました。

 

 

 

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2019/06/25

NHK「シリーズ スペース・スペクタクル 第1集 宇宙人の星を見つけ出せ」を観て

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昨日6月24日は「UFOの日」だったそうです。

UFOについては、ちょっと懐疑的なところもあって、必ずしもすべて信じるわけではありません。俺自身、高校時代に友人とUFOを目撃しているのですが。

自然現象もあるでしょうし、心理学を勉強してからは、特に、「錯覚」「記憶違い」「無意識の嘘」というふうにも考えられます。人間は過去や周辺の情報からかってに形を見てしまうこともあるのです。また、無意識の願望なんかでも見えることがあります。

だから、俺が遭遇したと「記憶」しているUFOも、今では、必ずしも宇宙人が操縦している乗り物とは思っていません。

心理学者ユングもUFOについて言っています。

川戸圓氏の「「モノ」の語りとしての妄想と物語」にはこういう記述があります。

「UFO伝説は、現代の「生きている神話」であると、ユングは言うのだが、何故、今、私たちが神話を必要としているのか、何故、今、私たちが神話を語り始めているのか、その理由については、現代というこの時代が、「人間性という面では暗黒」の時代であるからだという。…(略)… だからこそ宇宙の彼方から、この危機を乗り越えさせてくれるかもしれない、特別な力がやってくる、そういう話が生成してくるというのである。」

それと俺たちは、この無限大の宇宙に地球人だけ、という絶対的孤独に耐えられないのではないかと思っています。だから、エイリアンみたいなのでもいいから、とりあえずいてほしいというのは、人類の意識的・無意識的な願望なんだろうと。

一昔前までは、たしかにそうだったのかもしれません。UFOは新しい現代の神として地球に降臨し、人類を救ってくれるかもしれないと。でもどうなんでしょうか、昔はUFOや宇宙人は、空想の産物で、現実には「いない」ことを前提に語られているようにも思います。今は、ちょっと違います。 

宇宙人、地球外生命体は、どこかにいるというのは、まぁ科学者の間でも常識になってきているようなのです。進化の程度や環境でどんな形であるのか、という違いはあるでしょうが。必ずしもUFOを操縦できるほど進化した生命体であるとばかりは限りません。

一昨日のNHK「シリーズ スペース・スペクタクル 第1集 宇宙人の星を見つけ出せ」では、長さ400mの葉巻形UFOの話題が出ていました。このUFOは、どう見ても自然現象ではなく、自然には起こりえない軌道と速度を持っていたようです。科学者がそう証言しているんだから、かなり信憑性はあります。

ここまでくると、いるか、いないかの議論は終わり、いつ、どこで、どういうふうにファーストコンタクトを迎えるのか、関心事はそこにあるようです。

でも、時間の概念を持たない生物だったらどうしよう。

一昨日の番組を見て思いました。その赤色矮星を周る惑星は、赤色矮星に近すぎるので、いつも惑星は引力の影響を受けて、同じ面を向いています。つまり自転がないのです。赤色矮星は空から動かず、ずっと朝か夕かの「トワイライトゾーン」なのです。

人類は、地球の自転・公転があるから時間を意識するように進化したのではないか、とも思うのです。約24時間で1日、約365日で1年ということに気がつきました。そして「暦」というものを発明しました。(ついでに言えば、人それぞれに流れていたこの時間をみんなに共通の「単位」としたことで、文明の発達と、反対に不幸をもたらしたとも思いますが、そのことについては、またの機会に書きます)

もし宇宙人が、地球とは全く環境が違ったところで生まれ育って、時間の概念がないなら、どんな遠いところであっても、また何万年かかってでも平気で地球にやってきているだろうと想像します。

ただ「死」は生命体である以上避けられない区切りであるので、完全に時間の概念がないとは言い切れませんが。生命体が生まれてから死ぬまでの時間が一単位となるような時間感覚。なかなか想像できませんが、とにかく、地球人とは時間の観念は絶対違うでしょう。そこでのコミュニケーションは、かなり難しいのではないでしょうか。

俺がイランの田舎に行ったとき、「西暦」がまったく通じず、すべて「イラン暦」で言われて、話が通じなかったことを思い出します。こと、暦、日付の問題だけではありませんでした。宇宙の話と比べると、ずいぶん小さい話ですが。

 

 

 

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2019/06/24

マレーシア・ペナンの旅(07) 神さま、仏さまの祀り方(その一)

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ペナンを歩いていると、大きな寺院はもちろん、路地裏の祠やお堂にたくさん出会います。食堂や商店内にも神棚があります。ペナンの神さま、仏さまの祀り方も様々な形があって面白い。

最後の2点だけは、ジョージタウンの対岸バタワースで撮影したものです。

どういったものか、調べてないので、ほとんど意味がわかりませんが。

 これで半分。中国(華僑)系でまとめてみました。

 

 

 

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2019/06/23

マレーシア・ペナンの旅(06)ペナンの獅子像(狛犬)

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ペナンには、中国系の寺院も多く、1対の獅子像(石獅子)が守護しています。

狛犬ネットの「狛犬分類研究」によると、日本の狛犬は中国の獅子像がルーツだそうです。

 「長江を境にして、主に北側で見られる北獅、南側で見られる南獅に大別されますが、この北獅・南獅という分類は、中国の獅子舞でも使われています.。北獅はいかめしく、やや頭でっかち。南獅は装飾性に富んでいるのが特徴です」

中国の獅子像は左右がほぼ同じで、日本のように「あ・うん」になっていません。そう言われて見れば、そうですね。どっちも同じ姿です。

日本では、平安時代になって、左右異なる外見を持つ獅子と狛犬の像が対で置かれるようになりました。シンメトリーを嫌う日本の美意識から、という説もあります。獅子・狛犬という組み合わせは日本で生まれたものだそうです。その後、姿は左右とも獅子のようになり、名前は狛犬というのが定着して、今日に至っているそうです。

そんな中国人からは、狼像(お犬さま像)はどう見えるんでしょうか? あまりにも「獅子」からは程遠い「素朴で弱弱しい像」と映ってしまうんでしょうか?  とくに、飛騨高山や奥多摩山中の神社の、素朴で可愛らしい「はじめ狛犬」のような像は。そのうち、聞いてみたいと思います。

でも、一番強い動物が守護するという発想ならば、そもそも虎も獅子も象もいなかった日本で、狼が守護像になったのは、別に不自然ではなく、むしろ具体的で、現実味を覚えたのかもしれません。

 

 

 

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2019/06/22

マレーシア・ペナンの旅(05)ペナンの犬

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海外に出ても、犬の存在が気になります。

そこでペナンでも野良犬・飼犬・地域犬の写真を撮ろうと思っていたのですが、意外と犬の姿が目に付きませんでした。(猫はいます)

ジョージタウンで見た野良犬は、4日間で真っ黒の犬1頭だけ。あとはチャウラスタ市場で見かけた飼犬が1匹。

たとえば、朝夕、犬の散歩をしているなどという光景も、ジョージタウンの中心部では皆無でした。ペットフードの専門店もあったので、飼犬はもちろんたくさんいるんでしょう。暑いから家の中から出さないのでしょうか? そういえば、犬の糞もあまり落ちていません。マナーがいいからなのか、それとも犬の数が少ないのか。

もしかしたら、外国人の長期滞在者が多い、ガーニーやタンジュンブンガ地区のお金持ちエリアなら、犬の散歩光景も見られるのかもしれませんが、そのへんの事情はわかりません。

そのかわり、ジョージタウンからフェリーに乗って対岸のバタワースの街をぶらついていると、何匹かの野良犬と地域犬に遭遇しました。こちらは俺が今まで東南アジアで見てきた予想通りの犬の姿がありました。

可愛い子犬がいました。母犬といっしょの野良犬です。声をかけると警戒して逃げて行ってしまいました。やっぱり野良犬で、地域で飼っている犬ではなさそうです。それから寺院のところで見たでっぷりと太った犬は、リードなど付けてませんが飼犬でした。

野良犬が普通に生きていられる社会は、いいところだと思います。犬にとってだけではなく。どこかの国のように、「ちゃんと飼う」ことが当たり前のようなところよりは。

犬にしてみたら、人間の決めたルールなんて関係ない話ですからね。野良犬を「かわいそうだ」などというやつは、どうなんでしょうか。犬は犬そのもので生きているだけです。「かわいそう」なんて言われたくはないはずです。

ところでジョージタウンにあったペットフード専門店を覗いたら、フードのほとんどは外国製(タイやアメリカ)でした。マレーシア製を探したら、犬用ガムを見つけたので買いました。留守番していたヴィーノへのお土産です。3本入ったガムの細い方が1袋1.1リンギット(約31円)で、太い方が1袋2.5リンギット(約70円)です。

 

 

 

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2019/06/20

マレーシア・ペナンの旅(04)ペナン島北部のテロッバハン

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ジョージタウンからバスで1時間、テロッバハンまで来ました。

ここは、マレー系住民が多いらしく、マーケットを覗いても、マレー文化が濃厚な雰囲気です。

静かな漁村もありますが、ここは国立公園のジャングルがあって、トレッキングができます。だから意外と外国人もいます。

往復1時間半の軽めのトレッキングをしました。

ところで、ルート沿いの岩場にでて、座って休んでいるとき、何か違和感覚えました。フナムシがまったくいないのです。

ペナンにはいないんだろうなと思っていたら、埋め立てなどで海は汚れている話を聞いて、そのせいなのか?と思いましたが、真相はわかりません。

でも、海風の気持ち良さはここにもあります。



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2019/06/19

マレーシア・ペナンの旅(03)対岸のバタワース

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泊まっているホテルは、インド人街も近く、朝食にカレーを食べました。これにチャイが付いて5.6リンギット。

朝カレーは、クセになりそうです。

フェリーで対岸のバタワースへ。なんてことない普通の街ですが、半日ぶらつき、ペナン島に戻りました。

 

 

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2019/06/18

マレーシア・ペナンの旅(02)ジョージタウン

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昨日、機内アナウンスで、「間もなく当機はクアラルンプール国際空港に到着いたします。マレーシアは、人身売買と麻薬は禁止されております。入国に際し、麻薬の持ち込みは極刑にしょせられます」と。

観光案内ではなく、いきなりこういったアナウンスからはじまるのも、マレーシアらしくていいですね。新鮮です。

ジョージタウンではいろんな民族文化が見られます。中国系、マレー系、インド系、欧米系と、その融合なのか、テリトリーを侵さない了解、妥協なのかはわかりませんが、旅人にとっては、とても魅力的に映ります。

着いて、すぐ食べたのは飲茶で、チャイナタウンをうろつきました。中国語が通じるし、昨日一日で、だんだん外国旅の感覚が戻ってきたように感じます。

 

 

 

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2019/06/17

マレーシア・ペナンの旅(01)「ワンダーラスト治療旅」のペナン島

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「Air」が「空気」ではなくて「水」の国へやってきました。

当然ながらエアアジアを使うということになりました。

昨日、23時45分に羽田を出た飛行機は、早朝クアラルンプールの空港に着いて、トランジット2時間で、ペナン島まで。とりあえず蒸し暑いです。

5日間という短い旅ですが、海外旅と縁遠くなってしまった最近の事情からすれば、貴重な旅です。やっぱり外国旅は、ワンダーラストという病気治療には欠かせません。いや、「治療」ではないですね。ますますワンダーラストが進むということです。治療法はないです。

この病気が治らないことは、作家ジョン・スタインベック先生もおっしゃっています。

『チャーリーとの旅』(愛犬チャーリーとアメリカ一周、16000kmの旅行記)の中に、歳を取って落ち着くかと思いきや、そんなことはなく、旅人はいつまでたっても旅人だ、年齢なんて関係ないというスタインベック先生のお言葉があります。

自分が外国へ出ると生き生きしてくるのを感じます。それは今回いっしょの妻も同様のようです。(ヴィーノは置いてきました)

 

 

 

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2019/06/16

【犬狼物語 其の三百五十七】群馬県藤岡市 三波川・琴平神社

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群馬県藤岡市の三波川琴平神社を参拝しました。『狛犬ネット』には「日本一キュートな眉毛の狛犬」と紹介されている話題の狼像です。

琴平神社は、三波川郵便局の先200mほどにあります。赤い瀧乃橋がかかっていて、対岸にはいくつもの赤い鳥居が見えます。

橋を渡りきると木陰になり、涼しくて気持ちがいい。20mほど上がっていくと社殿が見えて、琴平神社の幟がはためいています。階段を上がったところの両側に狼像が守っているのが見えました。

狼像は、明治35年奉納とのことで、いい具合に苔むして、時間の流れを表しています。素晴らしい像です。たしかに、眉毛が特徴ですね。少しコミカルで親近感がわき、でも、歯を剥きだしているところは怖さもあります。「可愛らしいけど怖い」というところが狼像の魅力のひとつではないでしょうか。

社殿は、石垣の積まれた土台の上に建っています。この石垣も少し反りが入った宮勾配を持つ石垣です。石垣の下には「大山祇神」の碑もあって、狼像は、山の神の使い、その由来かもしれません。 

鳥居横に立っていた「三波川のこんぴらさま」という看板にはこうあります。

「明治二十二年には創建者、新井岡五郎師が山岳宗教根本道場として当社奥の院にあたる雨降山を開山し山頂付近に御嶽三柱大神、大山祇神社と共に琴平大神を祭り永年修行の地としてきた、新井岡五郎師は幼少より特に神仏を崇め、少年期には物乞いの姿でこの地に現れた琴平大神から直々に神技を伝授され、昭和七年八月二十八日に六十七歳で没するまでの間、多くの民を救い、導いてきました。」

 

 

 

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2019/06/15

【犬狼物語 其の三百四十九~五十六】栃木県宇都宮市 市内東南部の高寵神社8社

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市内東南部には、高寵神社が多く鎮座します。8社訪ねましたが、それぞれは水田や畑が広がる農村地帯の中に、2~3km離れた位置で点在し、それほど時間はかかりませんでした。

『宇都宮の神社』でも、その高寵神社密度の高さに言及しています。作新学院高等学校社会研究部の部員たちは、6年かけて市内280社を調べたといいますが、その中で一番多かったのが高寵神社の37社です。ちなみに次が稲荷神社の35社です。

高寵神社をgoogle地図で検索すると、上流は日光から、下流は宇都宮まで、鬼怒川の右岸に集中しています。とくに宇都宮市の鬼怒川に沿ったところに並んでいるのを見ると、「水」との関連性を想像させます。

昔から洪水が多く発生していた土地でした。高寵神社に祀られている高寵神は雨を司る神で、水害から土地を守るために建てられたといわれています。

2015年9月10日に発生した鬼怒川の洪水では、茨城県常総市で死者2人、3000戸以上が浸水する大惨事になりました。記憶に新しいところです。

岡山県の木野山神社の奥宮で、高寵神は対になる闇寵神とともに、狼の姿で祀られているという話は前も書きましたが、それとは別に犬と水との関連はあったと思います。「犬像」のときに調べたとき、犬の鋭い嗅覚が水源地を探し当てる、という話があったと記憶しています。ここでは「犬」ですが、犬と狼の境があいまいな日本において、犬が狼になったとしても、不思議ではないような気がします。(学者でもない俺が適当なことを言っているだけです)

西刑部町の高寵神社では、どう見ても狼としか思えないような狛犬が守護しています。『宇都宮の神社』ではこれを狐と解釈しているようですが。

東刑部町の高寵神社で、地元のおばあさんと話をしたとき、昔はこのあたりでも洪水で被害がありましたが、堤防ができてからは無くなったといいます。また、「昔は祭りもにぎやかでしたよ。この桜も今年はだめでしたね」と言いました。鳥居横に立っている木は桜の老木らしい。枯れかかっています。

別れ際、おばあさんはポケットを探ったと思ったら、黙って黒飴を差し出してくれました。暑さに疲れた体に甘い食べ物がしみます。

 

 

 

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2019/06/14

【犬狼物語 其の三百四十六~四十八】栃木県宇都宮市 市内北部の高寵神社3社

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宇都宮市篠井町の高寵神社を参拝しました。

 鳥居の先が明るくて、手前の参道は薄暗く、まるで「参道」は「産道」のようです。生まれ変わる疑似体験ができる舞台装置と言えるかもしれません。

そういえば、桃源郷にたどり着くには、死ぬような思いをしなければならないらしく、これも桃源郷へ通じる扉でしょうか。

鳥居をくぐると一気に明るくなり、ゲートボール広場が広がっていました。

ここにははじめ狛犬のような可愛らしい、と言っても、摩耗してよくわからないですが、像が草の中に座っていました。高寵神社のすべてではないですが、先日の鹿沼市茂呂の神社のように、時々、小さな狛犬、はじめ狛犬のような像が置いてあります。あるいは、狼像・犬像も。

その奥、拝殿前には普通の狛犬もあります。

 

篠井町には、もう一か所高寵神社がありますが、横に公民館があるところなど、以前訪ねた大網町の神社と雰囲気がそっくりで、間違ったかなと思ったくらいです。地図で確かめると距離的にも1.2kmしか離れていませんでした。

ここには狼像はありませんでしたが、立派な御神木があります。60度の角度で南側に傾いている大きなイヌシデの木が枝を広げています。新緑が美しい。

 

もう一社は、関堀町にある神社。社殿の左に数基の石祠が並んでいます。その一番後ろに古そうな石祠があります。いつの時代のものでしょうか。表面はざらざらして、文字などは確認できません。

 

 

 

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2019/06/13

渡良瀬遊水地の旧谷中村跡

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渡良瀬遊水地を訪ねました。

以前、栃木県野木町の雷電神社内にある三峯社について書きましたが、雷電神社が、今は渡良瀬遊水地になっている旧谷中村から遷座したということが気になって、旧谷中村の雷電神社跡を見てみようと思ったからです。

遊水池の北ゲートから入りました。谷中村跡は、ハート型湖の北側に位置します。ちょうどボランティアガイドがいて、いっしょに歩いてくれました。周りは背丈以上のヨシが茂り、「イノシシに注意」の立て看板もあります。

まずは役場跡です。東屋が建っています。ここに解説看板と地図がありました。谷中村とはいっても、昔は、複数の村がいっしょになった村でした。

ここは、最後まで移住を拒み、国に抵抗した人たちの拠点となったところです。用地買収に反対した人たちが16戸あったそうです。強制執行が行われ、家を壊された人たちは仮小屋を建てて抵抗し続けました。

雷電神社跡にも解説看板があって、意外なことがわかりました。と、言うのは、雷電神社というのは、他にもあり、野木町に遷座したのは、この神社ではなく、恵下野(えげの)にあった雷電神社だったのです。そのことについては、いろいろとあるので、後日ちゃんと書きます。

その恵下野というのも、谷中村を構成していた複数の村(のち大字)のひとつです。ヨシ焼の直後なら、村の痕跡が少しは見つかるらしい。恵下野は、役場跡から東側に位置します。現在堤防になっている内側だとわかったので、あとで堤防に上って写真を撮りましたが、単なるヨシの原っぱです。中に入っていくことはできません。このどこかに民家や雷電神社があったわけですね。

 

 

 

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2019/06/12

【犬狼物語 其の三百四十三~四十五】栃木県宇都宮市 市内の三峯神社

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宇都宮市内の三峯神社を周りました。市街地には4カ所ほどあります。

地元の資料はないか、市役所や図書館を探したら、作新学院高等学校の社会研究部の学生さんたちがまとめた『宇都宮の神社』(平成20年)という本がありました。これは優れモノです。よく調べたなぁと感心します。この本を頼りに神社巡りをしました。

まずは、大通り5丁目の三峯山神社。

社殿の中を覗くと2基の五輪塔が見えます。

『宇都宮の神社』によると「一部が欠損した五輪塔2基が納められている。これが宇都宮市史跡になっている樋爪氏の墓である。(略) 江戸時代の享保年間に描かれた『日光道中分間延絵図』に三峯山神社の社殿が見られないことからすれば、それ以降に創建されたものであろう。(略) 当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。埼玉県秩父の三峯神社から分霊勧請したといわれ、以前は年に一度、代表者が秩父三峯神社にお参りをしていたそうである。」

昔は代参講があったようです。宇都宮から秩父へはかなり遠い。歩いていっていた時期もあったのでしょうか。

次は、一番町1の三峯神社へ。

奥まったところにあって、ちょっと見つけにくい。狛犬が1対あります。お犬さまではなかったのが残念です。三峯神社でも、なかなかお犬さまの像はないですね。

「口碑によれば、江戸時代にまで遡り、埼玉県秩父にある三峯神社から分霊勧請したものという。以前は講を組んで年に一度、秩父三峯神社にお参りをしていたそうである。(略) 石町の鎮守として大切に管理されている。当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。(略) 現在の社殿は昭和二十(一九四五)年の宇都宮空襲後に再建されたものである。」

次は、三番町2にある三峯神社。

「埼玉県秩父にある三峯神社から分霊勧請したものという。旧押切町の守護神として祀られている。(略) 当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。」

大通りに面していて、いわゆる境内というものはありません。花が植えられていたり、今でも大切にされているのがわかります。社殿の中を覗いたら、1対のお犬さまが向かい合って座っている、見覚えのある三峯神社の掛軸が祀られていました。

 いずれの3社も、三峯信仰は、都市型の(江戸と同じ)盗難・火防せの神としての信仰でした。農村地帯にも三峯神社があったのか、今わかりませんが、そこならまた事情が違っていたのかもしれません。上尾市の三峯信仰も、農村部では、作神としての信仰で、町場は盗難・火防せの神としての信仰でした。

 

 

 

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2019/06/11

【犬狼物語 其の三百四十二】栃木県鹿沼市 茂呂・高龗(たかお)神社

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鹿沼市茂呂高寵神社は、割と簡単に見つかりました。

高龗神(たかおかみのかみ)を祀る神社です。宇都宮周辺には多い神社です。

高寵神は闇寵神と対の神で水源の守り神だそうです。岡山県の木野山神社の奥宮には高寵神と闇寵神が狼として祀られていました。狼との関係はある神社です。だからここに狼像があっても不思議ではありません。

鳥居の先、参道が暗く、それこそ狼が出てきそうな雰囲気です。50mくらい進むと10段ほどの階段があって、上りきるとパッと視野が開けますが、左右に立派な狛犬があるので、かつてここは神社だったことはわかります。

草の生えた広場になっています。今日の雨で、草むらに入るのは躊躇されましたが、せっかくここまで来たんだからと、ヒルに襲われることを覚悟で入っていきました。すると奥の方に石祠や石碑が建っていて、それぞれ大きさ40cmほどの2対の狛犬像を見つけました。まるでアンコールワットのクメール像を探しているような気分です。造形的にすばらしい。狛犬の顔にはヒルが這っています。ネパールのとは比べもないくらい小さなヒルですが。

結局ネットで見ていた、石祠前のお犬さま像は見つかりませんでした。どこかにはあるのでしょうが。また寒い時期に来れば姿を現すでしょう。

車のところに戻ったら、ちょうどおじいさんがいたので、立ち話をしました。ネット情報通り、ここは3、4年前、火事で神社の社殿と山が燃えたのだという。狛犬は残ってましたと言うと、石は火事でも残ったんだろうという。昔、祭りでは、餅やお菓子がまかれて、子どもたちが喜んで拾ったものだよ。今、祭りは行っていませんが、年に1回、氏子で草刈りはしているそうです。

 

 

 

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2019/06/10

【犬狼物語 其の三百四十~四十一】栃木県小山市 三峯神社&須賀神社の三峯社

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昨日は、栃木県小山市へ。

 

先週と今週、2週連続、撮影で小山市に来ましたが、小山市に「三峯」という地名があります。Googleの地図で「三峯神社」を検索すると、ここも出てくるのですが、地名からしてここに「三峯神社」はあるんだろうと思って探したら、2丁目の住宅街にありました。

石祠を像が守っています。この像、小さいながらも、足の指が分かれていたりとか、細かいところまで作り込んであって、なかなか味のある可愛らしい。それほど古いものではなさそうです。三峯神社なのでお犬さまかと思ったのですが、ただ、本殿裏の石祠なので、これは境内社の稲荷社かもしれません。姿は、お狐さまにも見えます。わかりません。調べ中です

また、市役所の南に鎮座する須賀神社の末社の中に三峯社がありました。こちらには残念ながらお犬さま像は見当たりませんでした。その代わりというか、「納札所」に置かれていたのが金色の犬?狼?像。金ぴかの狼像なら初めて見るもの。何か縁起ものなのでしょうか?

それと興味をひかれたのは、「須賀神社鳥居」があって、これは小山市に現存する最古の石造鳥居だそうで、市指定文化財になっています。

市内にはもう一か所三峯神社があったのですが、訪ねてみたら、その建物がなくなっていました。地図が間違っていたのか、住所が間違っていたのか、それとも最近壊されてしまったのか、わかりません。

 

 

 

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2019/06/09

群馬県中之条町の狼祭り「おぼやしない」

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昨日は群馬県中之条町を訪ねました。

群馬県で「日本の棚田百選」に入っている棚田はなかったように記憶してますが(あっても少数)、中之条町を走っていたら、けっこう田んぼが多く、「棚田」と言ってもいい斜面の田んぼもありました。植えられたばかりの苗がすがすがしい。

中之条町を訪ねた目的は「おぼやしない」という祭りを見せてもらうためでした。

これは、もともとは狼祭りといってもいい祭りですが、ただ、時代とともに意味が変わってきていて、現在は、どちらかというと端午の節句(旧暦だと同じような時期になる)のような、子どもが健やかに育ってほしいといった意味になっているようです。

詳しくは、【犬狼物語】で書きますが、ポイントはフキの葉に盛られた小豆飯とニシンの煮物。これを山の三差路の石碑にお供えし、集会所ではみんなで食べます。フキの香りのする小豆飯はおいしかったです。

 

 

 

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2019/06/08

鳴神山の雷

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昨日は、桐生市の鳴神山に登りました。山頂直下に神社があって、お犬さま像がいます。

天気予報では、雨は午後からと言っていたので、登山には支障はないと思っていましたが、登り始めと同時に小雨になり、雷鳴がとどろきました。最初、何の音だろう?と思いました。山崩れのような、飛行機の音のような。さすがに鳴神山です。

大滝(不動滝)を通過しました。高さは10mほどですが、美しい滝です。

登山自体は難しくはないです。ひたすら沢沿いの道を上っていくだけで、道を迷うようなことはありません。

でも、中間地点を通過した時には、雨は本降りになりました。靄の中にたたずむお犬さまが神秘的です。

このお犬さま像も、詳しくは、あとで【犬狼物語】でムビーといっしょに報告します。

その後、水上町の湯原神社に向かいました。この境内には、三峯神社がありました。

 

 

 

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2019/06/07

群馬・埼玉の犬・狼像探しの旅へ

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昨日は群馬県も気温が上がり、暑かったですね。犬・狼像を探す旅ですが、今回はヴィーノ無しです。ヴィーノのいない犬旅ははじめてではないでしょうか。この暑さでは、ヴィーノを連れてこなくてよかったですが。

でも、藤岡市三波川・琴平神社は、お犬さま(狼)像がすばらしく、しばし暑さもわすれるくらいでした。

詳しくは、また【犬狼物語】で書くことにします。

金鑚神社にも寄りました。ここは群馬ではなく、また埼玉ですが。昔、この神社でもお犬さまのお札を出していたようです。今はありません。お守りだけです。

それから北上し、藤岡市を通り、玉村八幡宮へ。八幡様は、亥・戌の守り神でもあります。

ここには子安信仰の授乳犬の像がありました。

 

 

 

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2019/06/06

【犬狼物語 其の三百三十九】埼玉県加須市 三峯神社碑

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Google地図で「三峯神社」を検索して、埼玉県加須市に三峯神社碑があることがわかりました。

農家が点在し畑が広がる田園の三差路に建つ2基の碑。

左の「三峯神社」碑の裏面には「大正五年」と読める文字が刻まれています。

一方、隣の庚申塔の裏面に「慶應元年」という文字が。こちらの方が古いものです。

いずれも、何かわかるだろうか?と思ってネットで調べてみましたが、よくわかりません。Googleに載っているくらいだから、市の文化財になっているのかもしれず、市で聞けば何か土地の物語・三峯信仰・狼信仰の物語が出てくるかもしれませんが、とりあえず写真だけにしておきます。

やっぱり、お犬さま(狼)は、「像」に絞った方がいいかもしれないですね。「碑」や「祠」にまで手をつけたら、とんでもない数になりそうだという恐怖心が沸き起こってきました。

 

 

 

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2019/06/05

【犬狼物語 其の三百三十八】栃木県野木町 雷電神社の三峯社

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栃木県野木町の雷電神社の三峯社を参拝しました。

ナビで迷ったので、地元の人に聞きながら神社を探しましたが、3人に聞いて、2人は全く違う場所を教えました。しかもそのうちのひとりは、神社からわずかに80mしか離れていなかったのに。

どうしてそんなに場所がわからないんだろう?と不思議でした。でもあとで、この神社には事情があって、もしかしたらその事情とも関係しているんだろうかと思ったり。

最後に聞いたおじさんは、「着いてきて」といって自転車で先導してくれました。

神社はありました。でも「鎮守の森」もなく、少し白々しい雰囲気を感じます。

この雷電神社は、旧谷中村から移築されたようです。わざわざ掲げられている「谷中村から移築」という看板が気になりました。

そこで調べてみました。谷中村は、かつて渡良瀬遊水地にあった村です。

wiki「谷中村」によると、

「明治中期以降は、渡良瀬川が氾濫するたびに板倉町などとともに足尾鉱毒の被害を受けるようになり、以後、鉱毒反対運動の中心地となる。1902年、政府は、鉱毒を沈殿させるという名目で、渡良瀬川下流に遊水池を作る計画を立てる。しかし、予定地の埼玉県北埼玉郡川辺村・利島村(現在の加須市北川辺地区)は反対が強く、翌年には予定地が谷中村に変更になる。」

「1907年1月、政府は土地収用法の適用を発表。村に残れば犯罪者となり逮捕するという脅しをかけ、多くの村民が村外に出た。」

村民の移転先として、一番多かったのが茨城県古河市の120戸で、栃木県野木町には66戸が移転しています。

このように強制廃村という形が取られ、神社も移築したということのようです。いや、移築せざるをえなかったということでしょう。この白々しさは、土地とのつながりが浅い(神社としてはわずかに100年)ところからくるのかもしれません。

 社殿の左にお宮があり、「三峯神社」の石碑が納められています。石碑の側面には、「昭和三十五年十一月 氏子中」と刻まれています。向かい合う狼のレリーフと、石像が印象的です。下の石像は壊れたところが無造作に修復されています。これも谷中村から来たのでしょうか。(後日、違うかもしれないとわかりました)

 

 

 

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2019/06/04

【犬狼物語 其の三百三十七】茨城県古河市 雀神社の三峯社

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古河市の雀神社の三峯社を参拝しました。

雀神社は立派で大きな碑がたくさん立っています。狛犬も溶岩のような岩の上に載っています。由緒ある神社だと感じます。

三峯社は本殿の左奥、うっそうとした林の中にあって、社殿そのものが、建屋の中に納められています。金網越しに拝むしかありません。

社殿では1対のお犬さまのような像が守っていますが、ネット情報でも、これは狐か狼か?と書かれてあった通り、尻尾の太さから狐にも見えます。でも、これは三峯社で間違いないので、やっぱり狼だろうか?

あとで社務所で、三峯社の前に置かれている像について、狼像ですか? 何か由来はあるんですか? と聞いたところ、「誰かがどこからか持ってきて置いたものでわからないです」とのこと。

たぶん、狐なのかもしれません、元は。でも、今は、三峯社の前に置かれているので狼になった(みなしている)ということなのではないでしょうか。信仰上は、狼も狐も犬もあまり関係ないということなのでしょう。この曖昧さは悪いことではないと思います。

ところで、境内には多くの人がいましたが、ミミズクがいるそうで、それを観察する人たちだったようです。

 

 

 

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2019/06/03

【犬狼物語 其の三百三十六】埼玉県さいたま市 浦和区・八雲神社内の三峯社

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北浦和駅から徒歩20分、八雲神社を参拝しました。

社殿の右に「三峯山大権現」が祀られた三峯社があります。ただ鍵がかかっていて格子から覗くしかありません。

写真を撮っていると、近所の奥さんがやってきて、中を開けましょうか?といってくれました。でも、鍵がかかっていることを知らなかったようで、いつ鍵がかかけられたのかなぁといいました。鍵はしばらく開けられた形跡がありません。サビてしまっています。鍵の持ち主もわかりません。

奥さんが子供のころからこの社殿はあって、中に入ったり、屋根に上ったりして遊んでいたという。当時からこの社殿は場所も姿も変わっていないそうです。

奥さんは、三峯講の話は聞いたことがないそうです。お札も納められていないし、ずいぶん前から講は機能していないようです。

ただ、彼女のおばあさんから聞いたことがあるそうで、これは盗難除けの神さまだから、泥棒は心配ないと。でも、自分の家には入られていませんが隣の家には泥棒が入りました。それと神社も賽銭泥棒の被害に遭ったそうですが、犯人は捕まったということです。

 『埼玉の神社』によると、昔、ここには「五社講」と呼ばれる講がありました。これは伊勢講・三峯講・榛名講・大山阿夫利講・古峯講の総称です。中でも三峯講は、境内の三峯社が本社から勧請されていて、中に祀られている石祠には「三峯山大権現 本太北組講中 弘化四丁未七月吉日」と刻まれています。弘化四年は1847年です。

また、文久元年(1861)九月の「三峰山参詣につき渡船手形一札」(吉野元家文書)によると、当地の百姓磯吉が三峰山への参詣の途中、渡船通行の許しを太郎右衛門河岸の役人に差し出していることから、磯吉は松山往還を通って秩父へ向かったことがわかるという。

この境内も今では地権者の数が増えて、すべての人にハンコをもらうのも難しく、木を伐りたくても切れないと困っているそうです。

荒れないように近所の人たちで掃除はしているそうです。それと「天王様」と呼ばれる夏祭りはやっているとのこと。

社殿の左側には、庚申塔や馬頭観音や成田山などが立っていますが、これらは昔、旧中山道にあったものを移したのだそうです。

 

 

 

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2019/06/02

【犬狼物語 其の三百三十五】東京都渋谷区 千駄ヶ谷三峯神社

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JR代々木駅から徒歩1~2分、ビルの谷間の駐車場の一角に鎮座する千駄ヶ谷三峯神社。

ここのお賽銭は、本社・三峯神社に奉納されていると、説明書きが掲げられています。

それにしても、神社横には罰当たりで悲しい看板が・・・

 

 

 

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2019/06/01

【犬狼物語 其の三百三十四】埼玉県上尾市 今泉・氷川神社内の三峯社

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埼玉県上尾市今泉の氷川神社内の三峯社です。

 向山の神明神社からは、北へ2kmくらいではないでしょうか。こんもりとした杜が遠くから見えたので、すぐ神社があることがわかりました。

神社は杜に囲まれているわけではなかったので、境内は明るく開放的です。

目的の三峯社は、本殿左側の一番奥まったところにありました。木製の社殿の中には、御眷属守護の箱に三峯神社でいただいてきたらしいいくつかのお札が納めてありました。新しそうなので、誰かが三峯神社へ行っているようです。でも、講としてではなく、個人の参拝のお札のようです。

この神社を管轄している神職によると、自身も50年前に父親に連れられて、秩父鉄道に乗り、三峰口からロープウェイで三峯山へ登拝したことはあったそうです。でも、今、講があるとは聞いてないという。教育委員会でも講はなくなったと言っているので、たぶんもうないのでしょう。

本殿の反対側、東側には、参宮記念碑が立っています。これは伊勢講で参拝した講員が奉納した記念碑です。これがあったら、伊勢神宮へ参拝したことがある人間が、この近くにいた、ということですね。

 

 

 

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