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2019/06/03

【犬狼物語 其の三百三十六】埼玉県さいたま市 浦和区・八雲神社内の三峯社

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北浦和駅から徒歩20分、八雲神社を参拝しました。

社殿の右に「三峯山大権現」が祀られた三峯社があります。ただ鍵がかかっていて格子から覗くしかありません。

写真を撮っていると、近所の奥さんがやってきて、中を開けましょうか?といってくれました。でも、鍵がかかっていることを知らなかったようで、いつ鍵がかかけられたのかなぁといいました。鍵はしばらく開けられた形跡がありません。サビてしまっています。鍵の持ち主もわかりません。

奥さんが子供のころからこの社殿はあって、中に入ったり、屋根に上ったりして遊んでいたという。当時からこの社殿は場所も姿も変わっていないそうです。

奥さんは、三峯講の話は聞いたことがないそうです。お札も納められていないし、ずいぶん前から講は機能していないようです。

ただ、彼女のおばあさんから聞いたことがあるそうで、これは盗難除けの神さまだから、泥棒は心配ないと。でも、自分の家には入られていませんが隣の家には泥棒が入りました。それと神社も賽銭泥棒の被害に遭ったそうですが、犯人は捕まったということです。

 『埼玉の神社』によると、昔、ここには「五社講」と呼ばれる講がありました。これは伊勢講・三峯講・榛名講・大山阿夫利講・古峯講の総称です。中でも三峯講は、境内の三峯社が本社から勧請されていて、中に祀られている石祠には「三峯山大権現 本太北組講中 弘化四丁未七月吉日」と刻まれています。弘化四年は1847年です。

また、文久元年(1861)九月の「三峰山参詣につき渡船手形一札」(吉野元家文書)によると、当地の百姓磯吉が三峰山への参詣の途中、渡船通行の許しを太郎右衛門河岸の役人に差し出していることから、磯吉は松山往還を通って秩父へ向かったことがわかるという。

この境内も今では地権者の数が増えて、すべての人にハンコをもらうのも難しく、木を伐りたくても切れないと困っているそうです。

荒れないように近所の人たちで掃除はしているそうです。それと「天王様」と呼ばれる夏祭りはやっているとのこと。

社殿の左側には、庚申塔や馬頭観音や成田山などが立っていますが、これらは昔、旧中山道にあったものを移したのだそうです。

 

 

 

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