【犬狼物語 其の三百五十八】群馬県桐生市 雷神嶽神社の狼像
群馬県桐生市、雷神嶽神社(なるかみたけじんじゃ) の狼像です。
鳴神山は、関東平野の北に位置し、赤城山の南東約20kmのところにあります。 鳴神山への登山口はいくつかあるようですが、今回は、桐生市の北、樹徳高校大滝山荘から上りました。
山を登り始めて数分くらいで大滝が現れます。別名「不動滝」です。落差10mほどのそれほど大きな滝ではありませんが、いい滝です。
滝を回り込み上っていきます。1時間ほど上ると、大きな岩が現れます。注連縄も張ってあり、何か祀られています。不動尊のようです。
遠くの方で音がしました。地鳴りのような音です。最初、てっきり工事か飛行機の音かと思ったのですが、はっきりと雷とわかる音になってきました。さすが「鳴神山」です。
小雨がぱらついてきたので、もしこれ以上雨がひどくなったら引き返そうと思っていたら、神社に着いてしまいました。
霧の中、狼像は5mくらいの間隔をあけて左右に鎮座し、神社を守護する姿は、美しく神秘的でした。霧雨は露となって狼像の頬を伝い、まるで涙のようです。
右の像はほぼ完全な姿ですが、左側の像は、耳が2個の石に置き換えられているようです。折れてしまったのでしょうか? 以前の姿を知らないので、何とも言えませんが。
神社からは、東峰の桐生岳と、西峰の仁田山岳に出ることができます。でも、今回は雨と雷が止まないので、頂上まで上るのはあきらめ下山することにしました。目的は登山ではなく、狼像なので十分です。
なお、一番上に掲載しているYouTubeにアップした写真を使ったスライドショーですが、雷と雨の音は、効果音としてあとで入れたものです。
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