「悪夢」とはなんなのか
「悪夢に苦しむ犬は起こした方が良いのか?」
(the WOOF :https://woofoo.jp/editors_desk/should-you-wake-a-sleeping-dog/)
という記事が目にとまりました。
前から、ヴィーノも夢を見ているのではないかとは思っていました。寝ているとき、声を出したり、手足を動かしたり、瞼がぴくぴく動くことがあって、それが人間の夢を見ている様子と同じだったからです。
「意外と」というのも、犬に失礼な話かもしれませんが、犬の精神活動も、それほど単純ではなく、意外と複雑で、犬にも意識があるはずだから、無意識もあるはずで、夢を見ることもあるだろうと考えた方が自然な気がします。
そこで、「悪夢」を見ているときにどうすればいいのでしょうか。
自分で夢日記をつけていて思うのですが、そもそも「悪夢」というのは何なのかはっきりした定義はないし、仮に「怖い夢」「うなされる夢」が「悪夢」としても、それは意識側から見た話で、無意識にとっては、その人にその夢が必要だから見ているのだろうということなのです。
たとえ、殺されるような夢を見ているとしても、実際に死ぬわけではなく、無意識内での「死」は、何か意識側で、今の自分を否定し(殺し)、新しく変わらなければならない、あるいは、新しく変わりたいという願望かもしれないのです。
だから意識側の人間が、勝手に「悪夢」と判断して、夢にうなされている人や犬を起こすのは、けっしていいことではないような気がします。そのままにしておく。
でも、そのままにしておくのは、意外と難しいものです。辛そうにしている人や動物を「助けてあげたい」という気持ちは大切かもしれませんが、それは、そうしない自分に対する後ろめたさであるかもしれません。
体と同じように、心にも自然治癒力はあると思っています。
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