【犬狼物語 其の四百七】 日本犬保存会の会誌「日本犬」に「犬像」2つ
日本犬保存会の会誌「日本犬」がリニューアルしました。
表紙は柴犬のイラストですが、この会誌に俺が撮影した全国の「犬像」の写真が連載されることになりました。初回は、東京都中野区「中野犬屋敷跡の群像」です。
そしてもう一つの「犬像」、会誌には「日本犬の故郷を訪ねて① 柴犬 島根県益田市」の記事があり、柴犬「石号」ことが載っています。これは知りませんでした。
今年11月2日にこの犬像の除幕式が行われたそうで、ということは、今現在日本で一番新しい(公共の場に建てられた)犬像かもしれません。
石号は、昭和5年生まれで、日本犬保存会に血統登録されたのは昭和11年。
「日本犬保存会で、毎年新たに登録を受け付けている3万頭弱の柴犬はすべて、「父系の血統を遡ると石号にいき着く」ことになる。国内外60万頭いるとされる柴犬、血統上その始まりは、石号なのである。」とのこと。すごい話です。
柴犬は、DNA的には一番狼に近い犬種と言われているので、ニホンオオカミの血の痕跡も、日本では石号にたどり着くということになるのかもしれません。これはぜひ、石号の石像を見に行かなくては。
石像は、石号の生誕地、益田市美都町、益田市市街地から東の山間部にあるようです。
犬像・狼像はこれからも新しいものが建てられていくことでしょう。そのうち、「全国犬像狼像サミット」を企画してみたいと思います。ただ俺の力だけではどうしようもありませんので、どなたか、興味のある方のお力を貸していただきたく思います。
犬像狼像で町おこしをしている人たちが一堂に会したら、さぞ楽しい祭り・イベントになるのでは?と勝手に妄想している段階です。
| 固定リンク
コメント