東日本大震災から9年 「富岡町 避難指示を一部解除 JR常磐線は14日全線再開へ」のニュース
東日本大震災から9年が経ちました。
東京電力福島第一原発の廃炉に向けた工程も順調には進んでいないようだし、溜まり続ける処理水をど うするかという問題もでてきました。
そんな中で、少しは前向きなニュースも入ってきました。
「東京電力福島第一原発の事故による避難指示が、福島県富岡町のJR常磐線の駅や名所の桜並木の一部で10日午前6時に解除されました。(略)10日、富岡町で避難指示が解除されたのは、JR夜ノ森駅や「夜の森の桜並木」の一部などの周辺の道路、合わせて0.07平方キロメートルです。」(NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200310/k10012322481000.html)
掲載の写真は、2013年4月に撮影したものです。この年、「夜の森の桜並木」の一部に立ち入ることができるようになりましたが、夜の森駅は帰還困難区域のままでした。夜の森駅は、フェンスの先にあります。
ここで、桜を見に来ていた富岡町出身の親子3人組に出会ったことを思い出します。そしてこの親子の話には考えさせられたのでした。
テレビで報道されるのは老人ばかりで、「若い人たちはどうしているの?」と聞かれるそうです。たしかにそうかもしれません。「若い人たちは元気ですよ」とお母さん。
娘さんは言いました。「20年後に言いたいですね。ほら、なんともないでしょ?って。普通に元気で暮らしてます。放射能になんか負けてないですよ」
7年経ちましたが、彼女の言ったことは正しかったと思います。
そして今回とうとう駅も避難指示が解除されて、今月14日、常磐線は9年ぶりに全線で運転を再開するそうです。
放射性物質と新型コロナ ウイルス。目に見えない敵と闘っています。
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