【犬狼物語 其の四百六十二】埼玉県長瀞町 宝登山神社奥宮&里宮
新型コロナウイルスの影響なのか、50人乗りのロープウェイもガラガラで、宝登山も人が少ないように感じました。
でも、ちょうど天気も良くぽかぽかと暖かく、ロウバイや梅の花が咲き誇り、園児たちが楽しそうにお弁当を食べていました。さながら「秩父桃源」でした。
日本武尊が、宝登山で山火事にあったとき、神犬に助けられて神々を祀ったことが宝登山神社の始まりとされています。なので、最初は「火止山」と名づけられましたが、後に「宝登山」となったということです。
奥宮は、日本武尊が神霊を祀った宝登山の山頂(497.1m)近くに鎮座しています。5月2日(八十八夜)、境内社・日本武尊社から神輿をもって御神霊を奥宮にむかえる、奥宮祭が行われるそうです。
宝登山神社の奥宮を参拝したのは何年ぶりでしょうか。前回は、「狼信仰」ではなくて「秩父桃源」の撮影だったので、奥宮のお犬さまも簡単に撮影しただけでした。
今回はじっくりと時間をかけて撮影しました。ちょうどいい光が差し込んで、背中のあばら骨もはっきり見えました。 お犬さまはまるで生きているようです。
お犬さまの魅力を最大限に引き出す、そんな写真を撮ること。これこそが俺にとっての狼信仰だとも言えます。
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