【犬狼物語 其の四百六十五】東京都港区 御田八幡神社の御嶽神社
先日開業したばかりのJR高輪ゲートウェイ駅で降りてみました。明るく広々とした駅の構内です。ガラス張りなので、周辺のビル群も良く見えます。まだ周辺は工事中のところもあって、西口の階段はまだ使えません。
東京都港区の御田八幡神社は高輪ゲートウェイ駅から徒歩15分のところに鎮座します。約1300年の歴史を誇る古社です。この「新旧」のコントラストが鮮やかです。これこそが「東京狼」のイメージでもあります。(残念ながら狼像がない)
亀塚公園のある高台から下ると第一京浜(東海道)が走っていますが、ここはかつて海岸沿いだったという。なので神社は海を見下ろす崖の上に建っていたようです。
明治2年には稗田神社といいましたが、明治7年に三田八幡神社と改称しました。さらに明治30年4月、「三田」を「御田」の旧名に戻し、御田八幡神社というようになったそうです。
昭和20年5月には、米軍による東京大空襲で、江戸時代に建てられた社殿を焼失してしまいました。昭和29年に、本殿権現造、幣殿・拝殿・神楽殿・社務所を再建しました。
境内には御嶽神社が鎮座します。赤いりっぱな祠の右側です。左側は五光稲荷神社でした。
また気になったのは、その奥に、扁額も読めない、朽ちかけた鳥居の、いかにも古そうな別な稲荷神社があって、たくさんの狛狐が置いてありました。一番奥の像は尻尾がお尻に回してあって、狼像に見えなくもありません。でも、今は、仮に狼だったとしてもすっかり狐の役割を果たしています。
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