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2020/05/31

今日から二十四節気「小満」、七十二候「麦秋至(むぎのときいたる)」

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今日から、二十四節気「小満」、末候「麦秋至」です。

七十二候「麦秋至」は、麦の収穫を迎えるころです。上に掲載の写真は日本一周したときの北海道富良野の麦畑です。稲もそうですが、黄色は収穫時期の色です。

ところで今月、小麦粉も手に入りにくくなっていたようですね。妻も小袋しか買えなかったようです。外出自粛で、家でお菓子などを手作りする人が増えたから、というのですが本当でしょうか。

 メーカーでは、小麦粉の生産体制に問題はなく、通常通り生産しているそうなので、一時的な品薄だったのでしょう。緊急事態宣言も解除されたし、小麦粉も戻るかな。そしたらまたカレー用のナンを作ろうと思います。

 

 

 

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2020/05/28

大宮のタイ料理「マリタイ」

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(食い終わりの写真をアップするのも珍しいかな)

 

このコロナ禍が収束するまで、しばらくはマイクロツーリズム(近距離旅行)が主になるだろうという星野リゾート代表、星野佳路氏の言葉。だろうなと俺も思います。マイクロツーリズムとは、自宅から車で1時間程度のところまでの旅をいうらしい。

でもこれは地元の再発見にもつながっていいことかもしれません。

ここ1年やってきた関東地方の狼信仰を訪ねる旅も、方向性としてはマイクロツーリズムと合致しています。ただ、車で1時間とすると「関東地方」でも広すぎるかもしれませんが。

とりあえずその範囲の中でも、まだ参拝していない三峯・御嶽神社はたくさんあります。そこからやるしかないかなと思っています。

そしてもうひとつの「マイクロツーリズム」。

海外旅行には当分行けないし、行く気分でもありませんが、その代用として考えられるのは、各国料理を出すレストラン・食堂巡りをすることです。今までもこういった食べ歩きはやってきたわけですが、コロナ以降は、違った意味を持ってきます。これも「マイクロツーリズム」で「外国旅行」です。

さっそく家族で、大宮のタイ料理店へ行きました。妻がネットで探した店です。

東口から徒歩5分にあるマリタイという店。故国王の肖像画も飾ってあったので、これは日本人の舌に媚びた「おいしい」タイ料理ではなく、タイ人も認めるタイ料理だなと期待したのです。じゃっかん日本人を意識した部分も感じられましたが、まぁ悪くない味と雰囲気。このタイ料理は当たりです。

タイふうサラミの「ネーム」。空心菜炒め「パップンファイデーン」。海老の湯葉巻き揚げ。チャーハン「カオパッ」。レモングラス風味鶏のから揚げ「ガイタカイ」。ライスヌードルの「クイッティオ」。春雨サラダ「ヤムウンセン」。デザートにはタロイモのカスタードプリン「カノムモーケン」。

ご主人一人で切り盛りしていましたが、このご時世なので、従業員を雇えなくなったとかそんな事情もあるのかもしれません。注文してから料理が出てくるまで時間がかかったことはしかたないことだし、俺たちも久しぶりの外食でビールを飲み(3カ月ぶりくらい)、待ち時間も楽しいくらいでした。

 

 

 

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2020/05/27

埼玉県所沢市 多聞院の虎像

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所沢市の多聞院を参拝しました。

先日紹介した『東京周辺 神社仏閣どうぶつ案内』の中にあったからですが、たまたま撮影が所沢の近くだったので、寄ってみました。

毘沙門堂の前では一対の狛虎(虎像)が護っています。虎は毘沙門天の使いとされるためです。慶応3年に奉納されました。

偶然なのですが、この半年のうちに、虎像を見たのはこれで3度目になります。しかも所沢、生越、藤岡と、関東平野の西側山際に沿った3カ所です。どの虎像も造形的に似ていると言えば似ているものです。

それと毘沙門堂の周りには、たくさんの小さくてかわいい黄色い「身がわり寅」がずらりと並んでいるのは圧巻です。身に降りかかる災いを「身がわり寅」に託して奉納されたものだという。 

虎像の近くには、「鬼の悟り」と呼ぶ印象的な石像もあります。 

また、隣の神明社には「甘藷乃神」も祀られています。「川越いも」の名で知られるサツマイモの神様です。

 

 

 

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2020/05/26

「ネット上の誹謗中傷、規制検討へ 与野党「ルール化必要」 木村花さん急死で」というニュース

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 「ネット上の誹謗中傷、規制検討へ 与野党「ルール化必要」 木村花さん急死で」
(毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200525/k00/00m/010/214000c)

最近は、ますますネットでの誹謗中傷が問題になっています。木村花さんはそのことが原因で自ら死を選んでしまったらしい。痛ましい話です。

おそらく、誹謗中傷した人は、現実社会では、ごく普通の善良な市民だと思いますよ。もしかしたら、本人は「善意」や「正義感」でやっているのかもしれない。「自粛警察」と似た臭いを感じます。

俺も誹謗中傷は受けたことはないですが、絡まれそうになったことはあります。ネットで見ず知らずの匿名者からコメントがきたときは、少し身構えますね。なんといっても、誰だかわからない人からのコメントなので、慎重に回答しています。

例えていうなら、暗闇から突然声を掛けられて、いきなり「おまえ。何か返事しろ!」と言われているような、恐怖感までは行かなくても、圧迫感というか、そんなものを感じます。

どんな信条、どんな年齢で、どこに住んでいるのかもわかりません。たぶん、相手は俺のことを知っているんだろうな、と思うと、ますます不気味さが増します。

だからなるべくコメントが来た初回は、あたりさわりのない答えをします。そのうち人となりが分かってくれば、匿名者でも、普通に会話できるようになります。

そっけない俺のコメント返しが災いし、このブログにもコメントがほとんど来なくなりました。前は来てたのに。適当に答えているのが見透かされるんでしょうね。あるいは「コメント来るな」オーラが出ているのかもしれません。もちろん、まじめに質問してきた人には、ちゃんと答えているつもりですが。決してコメント来ない方がいいとは思ってませんので、ぜひ、匿名者でもコメントください。

アップルトンの「隠れ家理論」というのがあります。

大雑把に(俺が理解した範囲で)言うと、「眺望が良いところで、しかも近くに隠れるところがある場所というのは、生物学的に、人間が好ましいと思う空間である」ということらしい。(間違っていたらすみません)

つまり、これは動物である人間が、自分の身を隠しながら、敵を観察できるところでもあるらしいのです。なんとなくわかります。確かに落ち着けます。

これが、ネット上の「匿名」というものなのかなと思います。

ネット上に氾濫しているおびただしい数の情報。見たいと思えば簡単に見れる。意見を言おうと思えば簡単に言える。しかも、自分の身は隠してそれができるのです。これは、「隠れ家理論」で「好ましいと思う空間」そのものではないかと思うわけです。ネットがこれだけ発展したのは、この人間の「好ましいと思う空間」が、自宅にいても提供されるようになったからではないでしょうか。この「匿名性」が快感なのです。自分の身は安全なところにいて、誹謗中傷もやり放題です。

それと、やっぱり「数」ですかね。みんながやっていると、つい自分のやっていることが「良い」と強化されてしまうということがあります。

俺は匿名がすべて悪いとも思っていません。ただし、人に意見を言うとか、非難するとかの時は、実名を出してほしいですね。誹謗中傷も、実名でならいいのではないでしょうか? 捕まりますが。でも、捕まってもいいと思うくらいの信念が無ければ、誹謗中傷はしないことですね。

「ルール化必要」には全面的に賛成です。ルールは、押し付けられるものとは違います。お互いの利のためです。たとえば、ルールがないところで車の運転ができるでしょうか。できません。交通ルールは、反社会勢力の方々さえ、ちゃんと守っています。

 

 

 

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2020/05/24

川野明正氏監修『東京周辺 神社仏閣 どうぶつ案内』

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去年12月に出版された川野明正氏監修『東京周辺 神社仏閣 どうぶつ案内 神使・眷属・ゆかりのいきものを巡る』を紹介します。東京周辺の神社仏閣で見られる神使の像のガイドブックです。

amazonのページ

猫、虎、牛、猿、兎、蛙、蛇、犬など、いろんな神使や神社仏閣にゆかりの動物像が載っていて、全部周ってみたら面白そうです。

秩父三峯神社と渋谷宮益御嶽神社の狼像も載っています。

と、ここまで書くと、狼像に引かれてこの本に興味を持ったと思われるでしょうが、そうではありません。狼像以上に、監修した人が、川野さんだったということなのです。プロフィールを拝見すると、今は大学教授で、民俗学者になられたようです。

川野さんとは1980年代後半から1990年代前半にかけて、雲南省でよくいっしょになりました。当時、川野さんが田舎で蒐集した民間信仰の何かのお札を見せてもらったとき、強烈な印象を持ち、面白いものがあるなぁと思ったものでした。今から思えば、このお札に興味を持ったこともあって、秩父の椋神社で、お犬さまのお札を見た時は、すぐこの雲南省のお札を思い出したのです。雲南省と秩父が自分の中でつながりました。

数日間、水木しげるさんといっしょに雲南省の北部、瀘沽湖を旅できたのも、川野さんのおかげでした。写真撮影という名目で水木さんの旅に同行させてもらえたのです。

あれからずっと連絡はしていなかったのですが、たまたまこの本の監修が川野さんだと知って、なんだか懐かしさと同時に、奇妙な縁を感じたのです。結局は、あの雲南省のお札が、自分の中ではターニングポイントだったのかもしれません。

雲南省の民俗・民族文化、民族衣装、祭りや儀式に興味を持ったことが、日本の狼信仰につながっているということにあらためて気が付かされる本になりました。

 

 

 

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2020/05/22

「新型コロナ収束祈願」お札ふうアート作品

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黒いお犬さまが1体のものと、白黒お犬さまが向かい合っているもの。A4サイズにプリントして、真ん中から切って半分にするとちょうどいい大きさになると思います。

全国のお犬さまのお札を参考に、ありそうだなというお犬さまの絵を描きました。まず白い紙に鉛筆で描き、パソコンのフォトショップに取り込んで、直線の切り口で絵をなぞっていっきました。こうすることで、版画ふう(あるいは切り絵ふう)になったと思います。お札は木版画なので、絵は版画ふうにしたのです。そのうち、本当の木版で作ってみたくなりました。

なお、俺個人で作っていて、生の(生きている)お犬さまは入魂していませんので、御利益はありません。あくまでもこれは、お札ふうのアート作品です。

それでも貼っておきたいという方がおりましたら、どうぞプリントして使っていただいて結構です。

 

 

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2020/05/20

今日からは、二十四節気「小満」、七十二候「蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)」

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今日からは、二十四節気「小満」、初候「蚕起食桑」です。

二十四節気「小満」とは「万物がしだいに長じて満つる」という意味です。そして七十二候の「蚕起食桑」は、桑の葉がたくさん茂り、蚕が食べるころです。

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の一要素に、史跡 田島弥平旧宅があります。何年か前に取材しました。

「島田弥平旧宅は、幕末から明治にかけて、優良な蚕種を生産する養蚕技法「清涼育」を体系的に完成させ、規範となる養蚕に適した蚕室を発案し、近代養蚕飼育法の確立を図った田島弥平(1822-1898)の旧宅である。」

と、解説看板にありました。

旧宅のそばには桑畑もありました。養蚕は日本の近代化に大きく貢献しました。

 

 

 

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2020/05/18

【犬狼物語 其の四百八十五】埼玉県さいたま市 東宮下氷川神社の三峯社

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コロナ収束祈願をかねて、さいたま市、東宮下氷川神社を参拝しました。

社殿の右奥のうっそうとした杜に三峯神社の祠があります。雰囲気ありますね。

中を覗くと、三峯神社の御羂索守護が祀られています。

 

 

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2020/05/16

note「写真家 青柳健二のセルフセラピーへの道」

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「セルフセラピーへの道」をnoteに初投稿しました。

今まで旅と写真で、かろうじて精神的な安定を得ていたのが、コロナ禍で、先行き不透明となって不安が増しています。旅ができないことは「ワンダーラスト」の病を持った俺にとっては、セラピストを失ったようなものです。

だからこのnoteに書くこと自体が、俺のセルフセラピーの役には立つだろうと期待して、新しい表現にチャレンジしてみることにしました。

詳しくは、noteでお読みください。

https://note.com/aoyagikenji/

 

 

 

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2020/05/15

今日からは、二十四節気「立夏」、七十二候「竹笋生(たけのこしょうず)」

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今日からは、二十四節気「立夏」、末候「竹笋生」です。

先日、妻の親戚から送られてきたタケノコを2回にわけて食べましたが、ひとつは、バター醤油ソテー、もうひとつは、豚肉との豆板醤炒めでした。タケノコの香りと歯ごたえが病みつきになりますね。

最近は、暑い日もあります。マスクをして外出するときは、熱中症にも注意しないといけません。

そういえば、

「母さん、僕のマスクどうしたでしょうね?   あの、検品に8億円もかけたマスクですよ」

 

 

 

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2020/05/14

【夢日記】芝居小屋での「密」

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久しぶりで夢を見ました。いや、久しぶりで夢を覚えていました。たくさん見ているのはわかるんですが、起きてしまうと忘れることが多いです。それだけ印象的な夢が少なかったということでもあるでしょう。パンデミックというあまりにも現実がドラマチックなので、夢がかすんでしまうのかもしれません。

だからこれは貴重な夢です。

------------------------【夢】--------------------------

芝居小屋で写真を撮ることになっていた。楽屋のようなところで待っていると、出演する役者たちが10人ほど入ってきて、雑魚寝で休憩を始めた。時代劇ふうな格好をしている。

これは完全に「密」ではないかと思った。しかも全員マスクをしていなかったので、コロナが心配になった。

でも、そこで俺も横になって待つしかないらしい。

----------------------------------------------------------

夢の分析は、現実の出来事として考える、客体水準の解釈と、夢見た人の心の中の内的出来事として考える主体水準の解釈があります。

でも、これは明らかに、現実を反映しています。最後に抱いた「不安」がこの夢のテーマであることは間違いなさそうです。

「密」への不安というよりも、このコロナ禍全体に対しての不安なのだと思います。それは「俺も横になって待つしかないらしい」というところに現れています。単なる「密」であるなら、それを避ければいいだけの話。なのに、そこからは逃れられないことに対しての不安が感じられます。

そして不安と同時に、逃れられない諦めもあるかもしれません。「待つしかないらしい」 どっちにしろコロナ禍からは逃れられないなら、そこで生き抜くしかありません。

時代劇ふうな格好をしていたのは、直前に観た映画『引っ越し大名!』の影響だと思われます。

 

 

 

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2020/05/13

【犬狼物語 其の四百八十四】埼玉県さいたま市 加茂神社の三峯社

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(加茂神社内三峯社の灯籠) 

埼玉県では緊急事態宣言が延長されていますが、コロナ収束祈願での狼信仰の神社参拝を再開します。

埼玉県さいたま市の加茂神社の三峯社は、自宅から車で10分ほどのところにあります。

鳥居をくぐって境内に入ると、本殿の右側に赤い鳥居の三峯社がありました。灯籠には「文化九」の文字が見えます。1812年に奉納されたようです。ただし、よく見ると、稲荷という文字もあって、この灯籠はもともとは稲荷社のものだったようです。

本殿と三峯社でお参りしました。

収束までは、ワクチンができないと、最悪2~3年かかりそうです。これは一時的な災害ではなく、新しい環境ととらえて、生活する術を作り上げていくしかないんでしょうね。

 

 

 

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2020/05/11

韓国映画『海にかかる霧』を観て

03_20200511160501(写真は映画とは関係ありません。富山県氷見港のけあらし)

 

映画『海にかかる霧』をDVDで観ました。

wikiによると、

 「『海にかかる霧』(うみにかかるきり、原題:해무)は、2014年公開の韓国映画。2001年に起きたテチャン号事件を戯曲化したものを、映画監督のポン・ジュノのプロデュースにより映画化。(略) 元東方神起・元JYJのパク・ユチョンが映画デビューし、青龍映画賞新人男優賞など多数の映画賞新人賞を受賞した。2015年のアカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品。」

実話を基にした映画だそうですが、けっこう衝撃が大きい内容です。サスペンス映画としてはよくできていると思うし、面白かったとは言えます。

漁船チョンジン号の船長は経済的に追い詰められて、密航に加担することになります。中国の朝鮮族を乗せた密航船と沖合で合流し、密航者たちを乗り換えさせて陸まで運ぶという簡単な仕事のはずでした。

途中で乗り込んできた韓国の海洋警察(?)も、なんとかワイロを渡してやりすごしたのでしたが・・・

あるアクシデントが起きてしまい、この密航者たちのうち、一人の若い女性ホンメを除いて全員亡くなってしまうのです。その後、こうなってしまうのか?と、船長のあまりにも大胆で恐ろしい決断で、船上は地獄絵図と化します。

でも、ここの飛躍がちょっと唐突に感じました。人間はそこまでするのだろうか。この部分はフィクションなのか、実際の事件ではどうだったか興味があります。

全然状況は違うのですが、2014年4月に起きたセウォル号沈没事故の船長を思い出してしまいました。乗客の避難誘導をせずに、真っ先に脱出をはかりました。

セウォル号沈没の「 事故の遠因には、韓国社会の体質にも原因があるとされた。朝鮮日報では、韓国社会は「生き残りたければ他人を押しのけてでも前に出るべきだと暗に教えてきた」として、家庭・学校・職場を問わず、犠牲と分かち合いよりも競争と勝利が強調され、清き失敗よりも汚い成功をモデルにしてきた結果としている。」(wiki)とあります。

この映画に出てくる 漁船チョンジン号の船長も、まったく同じように感じますが、どうなんでしょうか。

でも、韓国社会だけなんでしょうか。「生き残りたければ他人を押しのけてでも前に出るべきだ」は、世界中に蔓延しているのではないかと感じます。

もしかしたら俺の中にもあるかもしれません。普段は意識していなくても、いよいよ自分が危なくなった時、どう行動するかははっきり言ってわかりません。

人間の業、生き物としての性とでも言えるのかもしれません。

 

 

 

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2020/05/10

今日からは、二十四節気「立夏」、七十二候「蚯蚓出(みみずいずる)」

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今日は、二十四節気「立夏」、次候の「蚯蚓出」です。

ミミズが地表に出てくるころです。

昨日も「田毎の月」を紹介しましたが、これらは長野県千曲市の姨捨の棚田です。

今、田んぼが一番美しい季節で、あぜ道ではきっとミミズを見ることもできるでしょう。

でも出かけられません。速くコロナ禍が収束して、棚田巡りをやりたいものです。

 

 

 

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2020/05/09

今年はコロナ禍で見られない「田毎の月」

 

この時期は「田毎の月」が見られる季節です。今年は、新型コロナ禍で移動できないので、「田毎の月」が見られません。なので、過去に作った動画をアップします。

「田毎の月」は、昔から俳句に詠まれたり、浮世絵に描かれたりしていました。とくに、長野県千曲市の姨捨の棚田の月が有名ですが、当然田んぼに水がないとダメだし、苗は、あまりにも成長し過ぎてしまうと水面を隠してしまうので、ちょうどいい時期というのは、1年でもわずか、この時期だけなのです。

「田毎の月」は、すべての田んぼに月が映る、という意味でもあるのですが、実際、光学的には、月は1個しか映りません。それでこれを「嘘だ」という人がいるのですが、そうでもありません。

というのも、「嘘だ」という人は、夜中に田んぼで月を見たことがない人なのではないでしょうか。月は徐々に天空を移動するので、次から次へと、映った月は田んぼを移動していきます。あるいは、自分が動き回ると、月は田んぼを移動します。結果、すべての田んぼに月が映ったようなイメージを抱きます。

こういった体験で、「田毎の月」を味わうことができます。「田毎の月」は、日本人の心象風景なのです。

 

 

 

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2020/05/08

緊急事態宣言の延長

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5月6日までだった緊急事態宣言は延長されました。

いったいいつまで続くのでしょうか。当然ながら宣言が解除されないと、撮影の依頼はほとんどないという深刻な状況です。病気では死ななくても、経済的に殺されてしまいます。一刻も早い宣言解除を望みます。

ところで、活動自粛の効果がそれほど現れているようにもみえませんが、当初恐れられていたニューヨークのような感染爆発は今のところ起きていず、新規感染者も横ばいだし、緊急事態宣言の延長もやむなしと思う一方、ロックダウンもなしでここまで感染拡大を抑え込んだ日本は、外国から「どうして?」と不思議がられるほど、成功しているともいえるかもしれません。

欧米からは、さんざん日本の対応は甘いと批判されていましたが、「おまえが言うか?」という感じですね。やっぱりこの期に及んでも、「欧米は一番」なのでしょう。あとで触れますが、もしかしたら、この欧米のメンタリティ自体が、今回のウイルスには「マイナス」に作用しているのかもしれません。

日本での感染拡大が抑えられた理由は、いろいろ説が出されていますが、俺は、やっぱり生活習慣とメンタリティではないかなと思っています。

まず物理的に、他人との接触、たとえば、あいさつはお辞儀で、握手やキスはむやみにしない、家に入るときは靴を脱ぐ、すぐマスクを使用する、手洗いうがいはたくさんする、といったところでしょうか。

それとこれはメンタリティなんですが、とにかく、今回のウイルスのやっかいなところは、症状がない人がうつす、潜伏期間が長い、致死率がそれほど高くない、という性質です。

これによって、周りの人すべてが感染者じゃないか、あるいは、自分も感染しているのじゃないか、と疑心暗鬼になり、ボディブローのように徐々に俺たちの心にストレスを与え続けます。身体的には弱いウイルスですが、精神的なダメージを与えるウイルスです。

日本人(アジア人)は、どちらかというと村社会で、他人に迷惑をかけてはいかん、といったメンタリティが強く、だから今回のウイルスの性質では、「自分が罹らないようにする」ということ以上に、「他人にうつさない」ということが大切で、結果、日本人のメンタリティが功を奏したのではないかと考えています。

もちろん、BCG説などもあるので、本当はどうなのかはわかりませんよ。

そして、もともと遺伝子的なものが関係しているのではとか、12月にはすでにフランスでかなり感染が拡大していたのではないかということが言われてもいて、日本でも12月には、初期の弱い新型コロナが流行って、あるていどの抗体を持った人がいて、欧米から入って来たウイルスの感染拡大を防いだといった説もあります。

とにかく、第一波はなんとかしのぐことができそうです。

でも、これからも大変なことには変わりありません。気になる情報として、「中国、退院患者の5~15%再陽性」ということです。つまり、1回罹ってもそれで終わりではなく、また感染する可能性があるということで、これが本当だとすると、ワクチンが開発されない限り、コロナ禍は続いていくということになってしまうかもしれません。

 

 

 

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2020/05/03

DVDで『ホテル・ムンバイ』観ました

02_20200503065601(写真はインド・バラナシ)

 

ステイホーム週間が続いています。

とは言っても、すでに巣籠り生活はずっと続いていますが。こういうときは映画を観たくなります。

ということで、DVDで『ホテル・ムンバイ』観ました。

2008年、インド の ムンバイ で発生した同時多発テロ。タージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出に奔走したホテルマンたち。

迫力ありました。この時期に観ると特別リアリティありすぎて、エンタメとして楽しむ映画以上です。

まるで自分も人質になったようなリアリティなのです。テロに遭ったとき、どう行動したらいいかの参考にもなります。今のコロナ禍にも通用する部分があるのではないでしょうか。

突然身に降りかかる災難に立ち向かうには、その場その場の状況判断。そこには想像力が必要です。

でも、運もありますね。それこそ10㎝違っていただけで弾がはずれたりということも実際あるし。

生き残れるどうかは、自分の生き物としての勘を信じるしかないのかなと思います。

ムンバイには行ったことがないので、バラナシの写真を掲載しました。 

 

 

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2020/05/01

【犬狼物語 其の四百八十三】オンライン参拝@小野照崎神社

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本日、44日目の「コロナ収束祈願」は、東京都台東区の小野照崎神社内、三峯・御嶽神社のお犬さまです。

国民的俳優、故・渥美清氏ゆかりの神社としても知られる小野照崎神社ですが、オンライン参拝できるようです。

http://onoteru.or.jp/online/

「オンライン」が今トレンドですが、神社の参拝も、とうとう オンラインかと感慨深いものがあります。

 というのも、以前から、たとえばお札やお守りをオンラインで申込み郵送してもらうということに対して、反発もあったからです。やっぱり神社へは自分で実際に参拝し初穂料をだしていただくもの、という考えの神社も多かったように思うからです。

もちろん「写真を撮る」ということでも、オンラインでやるのは今のところできません。「念写」できる人なら別ですが、あくまでも写真家は現場へ行き、そこでカメラのシャッターを切るしかありません。

なので、俺もどちらかというと、神社参拝に関しては現地主義だったし、参拝は、ただお賽銭をあげ、お札やお守りをもらうことではなくて、そこへ実際に行って、匂いや音や風を感じ、神聖な場に身を置き、自分の内面に向き合うという過程すべてが含まれると思っていたからです。

でも、新型コロナウイルスのパンデミックで、世界は一変しました。今までの価値観、やり方が根本から変わりつつあることを実感します。なので、小野照崎神社のオンライン参拝、これからはこういう取り組みも増えていくのではないか、と思います。

 

 

 

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