« 「花を観るの巻」と「ひたすら走るの巻」 | トップページ | 【犬狼物語 其の四百八十七】神奈川県相模原市 下九沢御嶽神社 »

2020/06/08

ほとんど犯罪的な狛犬

287a2187

287a2200

287a2178

287a2184

 

八王子方面に仕事があったので、寄ってみた八王子市兵衛の熊野神社。

前から気になっていた狛犬にようやく会えました。

やばいでしょ。これはほとんど犯罪的な狛犬です。両方とも前足が取れています。だからまるで床から斜めにニョキッ!と生えているように見えます。

タウンニュース八王子版(https://www.townnews.co.jp/0305/2018/01/01/412647.html)によれば、

「2003年に社殿を修復する際、縁の下からこの狛犬が見つかったという。「おそらく前足が破損したのはずいぶん昔。『本来は神社にあったものだし、粗末にしない方がいい』ということで本来の立ち姿に近い形で設置されたようです」と糠信さん。背中の刻印によると作られたのは明和2(1765)年。神社ができたのもその頃と推定されている。」

とのこと。

狛犬はずいぶんと古いものです。縁の下から「見つかった」とあるので、長い間放置されていて、前足が壊れてしまったということらしい。

でも、ここが面白い発想だと思うのですが、前足があったころの立ち姿を想像して、角度をつけて設置したというのです。

そこに「ウケよう」などという邪心は感じられず、まじめだからかえって可笑しみ(魅力)が増しているように思います。もともと顔もユニークで、それだけでもかなりインパクトがある上に、この設置方法は、やばすぎます。

これが狼像だったらよかったのになぁ。

ところでひとつ疑問が生まれました。この狛犬、「狛犬研究会」の報告では、1998.10訪問とあって、1998年時点ですでにこの狛犬が設置されていたようなのですが、「タウンニュース八王子版」では、氏子会副総代は2003年に発見されたと言っています。時間的な矛盾があります。発見年について、勘違いされているのかもしれません。あるいは記者が勘違いしたのかも。そのうち真相を調べてみます。

 

 

 

にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

|

« 「花を観るの巻」と「ひたすら走るの巻」 | トップページ | 【犬狼物語 其の四百八十七】神奈川県相模原市 下九沢御嶽神社 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「花を観るの巻」と「ひたすら走るの巻」 | トップページ | 【犬狼物語 其の四百八十七】神奈川県相模原市 下九沢御嶽神社 »