【犬狼物語 其の五百三】山梨県北杜市 浄居寺の狼?狐?熊?像
山梨県北杜市、浄居寺に着くと、本堂の前の多くの可愛らしい地蔵さんに目が行きます。
本堂裏側に裏側に池があり、庭園になっています。日本初の作庭家ともいわれる禅僧・夢窓疎石が開山したのが山梨市の浄居寺。その後この北杜市の浄居寺に引き継がれたようです。
さらに上の方に墓地が続いていました。
池を見下ろす岩の先端に、動物の石像が4体見えます。そのうちの3体は粗削りな丸っこい犬のような像です。
もう1体は、それら3体を見下ろす(見張っているような)位置にあり、じゃっかん首をうなだれているようにも思えますが、形がお犬さま(狼)ふうです。ただ尻尾が背中に張り付くように、上に向かって立っているので、狐かもしれません。
ネット上には、「狼」「熊」「狐」という情報がありますが、むしろどうにでも解釈できるところにアートの価値はあるし、信仰上でも、狼を信仰しているなら「狼」に見えるのは当然のことかもしれません。けっきょく、これらの像と対峙した時、どう感じるかはまったく個人の自由なのです。
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