【犬狼物語 其の四百九十七】埼玉県加須市 旗井神社内の御嶽神社
埼玉県加須市の旗井神社を参拝しました。
東武日光線の踏切のそばで、広々と明るい境内です。
社殿右奥には境内社として、御嶽神社があります。社には見覚えのあるお犬さまのお札。青梅市・武蔵御嶽神社の大口真神のお札です。
社前の立て看板には、「日本武尊が東征の際、御岳山の山中において狼に難を救われ、その際に「この山に留まり、地を守れ」と仰せられ、以来、御嶽大神とともに「おいぬさま」とあがめられ、病魔・盗難・火難除け等の諸災除けの神として関東一円の信仰を集めています。 又、道中での難を救う神として、登山や旅行安全の神、「おいぬ」は「老いぬ」にも通じて、健康・長寿の神、戌は安産・多産な事から、安産・子授けの神としても多くの信仰を集めています」
とあります。
また境内には、多くの石仏と古碑が並んでいますが、その中に、愛染明王もあります。解説看板によれば、これは加須市有形民俗文化財にしていされた「愛染明王石仏」です。
「この石仏の造立目的は不詳だが、当地方では明治期頃まで藍染めの原料となる藍の栽培が盛んであったことや、「願主中新井村講中」とあることから、藍染めに関わる人々が講を組織して造立したものと思われる」
とあります。
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