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2020/12/19

2021年の干支は「牛・丑」 チベット高原のヤク

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■牛(■は、牛へんに毛)とは、チベット高原のヤク牛のことです。チベット人にとって、ヤクはなくてはならない家畜です。

草原を歩いていると、牧畜民のテントのそばに、活発に走り回っている黒っぽい動物。あれは・・・。てっきりチベット犬かな?と、顔が青ざめ、立ち止まってしまいます。犬に何度か噛まれているので、ほんとに怖いんです。

ところが、その動物は、ヤクの子どもなんですね。それがわかると一安心。

ヤクの子どもを遠くから見ると、犬に見えるのは、あの活発な動き方が、どうしても大人のヤクの、どっしりとした動きから想像しづらいからです。身軽なんです、子どものヤクは。それと、俺が犬に敏感だからなのは言うまでもありません。今はヴィーノでリハビリし、犬恐怖症も克服しましたが、当時は、一番ひどい時だったので。

毛は(毛牛というくらいだから毛が長い)、チベット牧畜民のテントやロープの材料に、乳は各種乳製品に、肉はもちろん食料に、糞は木がない高原では貴重な燃料になります。ヤクを利用することで、厳しい環境にも適応してきました。

牧畜民のところで食事をごちそうになると、かならずヤクの干し肉が出ましたが、これが、想像通り堅い。大きな塊を、ナイフで小さく切りながら食べるのですが、固いゴムのようで、なかなか噛み砕くのに時間がかかります。だから、顎が丈夫になり、唾液も良く出て、体には良いような気がします。

写真は、チベット高原のメコン源流を探しに行ったときのもので、源流に近い家族は、ヤクの放牧をやっていました。8月でしたが雪が降る中で、ヤクの乳しぼりをしています。

乳からバターやヨーグルトを作ります。バター茶は、チベットではポピュラーな飲み物です。

ヤクのヨーグルトには、あたりはずれがあります。ほんとにおいしいものは、どんぶり2杯も食べましたが、たまに、独特の匂いのするものもあります。新鮮さの違いかもしれません。

 

 

 

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