今年の七五三では望遠レンズ
久しぶりのブログの更新です。調べたら20日間ぶりです。
友だちからは、死んでいるんじゃないか?という心配のメールも届きましたが、まったく健康です。コロナにも〈まだ〉罹っていません。
10月11月は、七五三のシーズンで、撮影依頼がたくさんあったからで、疲れてしまって、ブログを書く気力がありませんでした。
でも、12月に入って、その撮影依頼もぱったりと途絶えました。もちろん七五三のシーズンが終わったことはありますが、コロナ感染者が増えていることも関係しているでしょう。
コロナ禍でどうなるんだろうと心配していた親御さんも多かったと思いますが、なんとか、今年の七五三シーズン(10月11月)が、感染再々拡大前になったことは幸いといったところでしょうか。
12月に入り感染者が増えてきて、また仕事の見通しが立たなくなってきました。心配です。
ところで、今年、七五三の撮影で始めたのは、400ミリ望遠レンズを使っての撮影です。七五三の撮影で、400ミリの望遠レンズを使っているカメラマンを見たことがありません。正直、俺自身、始めたときは違和感がありました。
でも、やむにやまれぬ事情があったのです。それは女の子でしたが、機嫌を損ねて泣いてしまい、ご家族そろって記念写真も撮れないという状況でした。でも、「何々して」というとぐずって泣いた女の子も、自由にさせてあげると、自然な表情に戻ります。
考えてみれば、俺も子供のころ、親に「写真を撮るから」といわれ、無理やり野球のユニフォームを着せられたときは大泣きしたことを覚えています。自分で好きな衣装だったら喜んだかもしれませんが、俺は野球はそれほど好きではなかったし、ましてや、親の都合でユニフォームで写真に納まることが嫌で嫌でたまらなかったのです。
七五三の子供たちも普段着慣れない着物を着せられ、「ほら、何とかちゃん笑って」などと言われても、素直に聞けるわけがありません。子供にとっては、その意味もわからないからです。
でも、泣いている子でも、自由にしてあげると、機嫌を直し、普通の表情、あるいは笑顔が戻ります。そのとき、カメラを意識させないとより自然になることが分かったのです。
だから物陰に隠れて望遠レンズで彼女の表情を追いました。結果、自然な表情、もちろん大泣きしている表情、そして少しだけ笑顔の写真も撮ることができ、親御さんからも喜ばれたということがあったのです。それから望遠レンズを使うことにしました。
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