【犬狼物語 其の五百五十二】千葉県千葉市 千葉寺前の三峯神社
千葉市の千葉寺を参拝しました。
千葉寺は和銅2年(709)に創建された市内最古の寺院です。山門を入ると、本堂前の大イチョウが目に飛び込んできます。高さ約30メートル、幹の太さ8mあり千葉県の天然記念物に指定されています。
バス通りに面した山門の向かい側には細い下り坂があります。どうやらこれが昔の表参道のようです。これを下っていくと京成千原線の千葉寺駅に至ります。
その坂の右側に広さ15畳くらいの境内の三峯神社が鎮座します。
石の鳥居は平成23年11月吉日とあります。奥に祠が立ち、その手前では一対のお犬さまが守っています。けっこう姿はリアルです。が、狼というより、鬣が豊富なジャーマンシェパードのようです。
体の毛の表現がはっきりしています。ここまで毛を深い刻みで表現したお犬さまはなかったように思います。右が「あ」で、左が「うん」。お犬さま像に文字などは見えません。
祠の左側には、「御眷属の由来」と書いた碑が立っていて、秩父・三峯神社との関係が書いてありました。
「(略)当社ではこれを大口真神(おおぐちのまがみ)と敬いお犬様とたたえて尊崇して居ります。この素晴らしい御威力にすがって火防盗難除諸災消除を祈願する 慶応四年五月千葉寺表方秋元與惣兵衛は表方の丘陵地高台に三峯神社の社を建て表方の守護神とした 平成二十三年此の社も永年の風雨に朽ち新に改築する 平成二十三年十二月吉日 表方氏子一同」
とあります。
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