【犬狼物語 其の五百六十一】 東牟礼御嶽神社のお犬さま像の居場所
『オオカミは大神 (弐)』の「壊された神社」で紹介している東牟礼御嶽神社のお犬さま。
3年前、東牟礼神社が壊された際に、かろうじてお犬さまだけ引き取った氏子のおじいさんがいたのは幸いでした。どうして引き取ったかという詳しい理由については、本を読んでください(本の宣伝です)。
かつての東牟礼神社があった場所は、現在も空き地のままです。
本の中では、おじいさんが、稲荷=狐、御嶽=狼なんだけど、そのうちこのお犬さま像を稲荷神社の祠の前に祀ろうと思っていると話していたので、どうなっただろう?と思って電話してみました。もし再お披露目されているなら、お参りに行こうと思ったからです。
ところが・・・まだお犬さまを祀っていないとのこと。プライベートな事情なので、詳しいことは伏せますが、なるほど、お犬さまの居場所も、現代という時代から無縁ではないということを知りました。
お犬さまの落ち着く場所が決まるまで、今しばらく時間がかかりそうです。
でも、まぁそれでもいいです。何も急いでやる必要もないでしょう。お犬さまに宿るおじいさんと人々の思いは消えることはないのだし。少なくともおじいさんの管理下にあるので粗末にされることもないでしょう。
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