【犬狼物語 其の五百六十四】東京都港区 讃岐稲荷神社・小白稲荷神社のお犬さま?
JR浜松町駅から徒歩2分、讃岐稲荷神社・小白稲荷神社の合祀社が鎮座します。
稲荷神社を参拝したのは、ネット情報で、ここにお犬さま(狼)像があるということを知ったからです。
ただ「稲荷神社」です。お犬さまに見えた狐なのかなと思ったのですが、確かめに行きました。
境内にはたくさんの狐像が奉納されていますが、その中でメインの稲荷神社ではない、小さい稲荷神社の前にも狐像が置かれてあり、よく見るとその間には狐像がたくさんありました。その中に確かにお犬さま像が混じっています。2体ありました。
たまにこういう例に出くわしますが(反対に三峯神社前に狐像も)、置いた人はこの像を狐と意識して置いたのか、それとも狼と知ってはいたけれど、置く場所に困ったのでここに置いたのか、形にそれほど関心がなく何となく稲荷神社に置いたのかなど、いろんな事情が考えられます。
少なくとも捨ててしまったわけではないし、第三者が文句を言う筋合いのものでもありません。アニミズム的な考えからしても、形はどうであれ、どこに祀ろうが、「信仰」という面から見たら全く問題はないでしょう。
そもそも稲荷神社には狐像が一般的ですが、もともと稲荷神社には狼だったものが狐に置き換わったという説もあるようなので、そのあたりあいまいでもいいのかもしれません。
| 固定リンク
コメント