【犬狼物語 其の五百七十六】埼玉県所沢市 武蔵野坐令和神社の白狼祭と「お犬さま(狼像)巡礼88」
武蔵野坐令和神社の白狼祭に招待されて参列しました。
神事では、神前で百合之介さんの狼舞が奉納されました。目の前で拝見することができ、感動しました。
神事後、参列者のみなさんに『オオカミは大神』の紹介と狼像や狼信仰についての話をさせていただきました。狼と犬との区別は、日本ではあまりなかった事情とか。
そして白狼祭の特別なお札をいただきました。お犬さまの姿も入っています。
秩父三峯神社、武蔵御嶽神社が、関東地方の狼信仰の総本山といえますが、享保5年(1720年)日光法印が御眷属拝借として、狼のお札の配布を始めてから狼信仰が盛んになったという事情があります。それからすでに約300年。そろそろ狼信仰に新しいエネルギーを注入してもいいのかもしれません。
そこでひらめいたのが、武蔵野坐令和神社 の「アニメ聖地88」に因んで、「お犬さま(狼像)巡礼88」を選んで、巡礼路のようなものが作れたら面白いかなと。そして両方ともここが「一番札所」ということに。武蔵野から発信する狼信仰の地として。
狼信仰がこれからも続いていくためには、新しい仕組みが必要ではないかなと思います。日光法印も、お犬さまの効力は1年で弱くなること、また、1体のお犬さまの効力が50戸までという仕組みを作ったわけですね。
なので、令和の狼信仰では、前から言っていることですが「お犬さま」がキーワードだと思います。狼信仰について知らない人にとって「お犬さま」と聞けば「犬」を意味するだろうし、狼信仰について知っている人であれば「狼」を意味します。どちらでもウェルカムなのです。その点、武蔵御嶽神社のペット参拝にも通じる柔軟性です。
だからこの「お犬さま」の像をめぐる巡礼では、犬連れでもいいし、狼信仰をイメージしながらでもいいということです。『オオカミは大神 弐』では巻末に狼像のリストを載せていて、全部で116か所あります。関東地方でなら、88か所くらいがちょうどいいかもしれません。
理想を言えば、その巡礼地それぞれでお犬さまのお札をいただければいいのですが、神社によってはお札がなかったり、神職、管理者が不在のところも多いので、それは現時点では難しい。ところが今はほとんどの人がスマホを持っています。だからそのスマホでお犬さま像の横に設置したQRコードを読み込むことで、電子的なお犬さまのお札をいただける、という仕組み作りはできるのではなでしょうか。もちろん賛同してくれる神社のみです。
あるいは、お犬さまの写真を撮って、「お犬さま巡礼88ポータルサイト」にアップすることで「結願」できるとか。こういう仕組みですね。
そしてこれに収益性を持たせて、お犬さまのいる神社の管理費や維持費にすべて充ててもらうという仕組みです。
アイディアはあるんですが、これを実行するとなると、俺だけではできません。まずはプロジェクト実行部隊の結成でしょうね。アイディアを具体化してくれる人、だれかいませんか。
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