ウクライナ人のインタビュー
ますますプーチンの侵略戦争は狂気度を増しています。本当に核を使ってしまうのではないかという専門家もいます。
ところで、戦火におびえるウクライナ人のインタビューの中に、けっこうな割合で、このような意味のことを聞きます。少し違和感を覚えます。
「21世紀にもなって、このような武力行使が行われるのは信じられない」
21世紀でもまだまだあります。中東やアフリカでは、武力行使、侵略、虐殺、難民など日常茶飯事でしょう。この言葉には「白人社会で」というのが注釈として隠れています。
とはいえ、現実は、世界を牛耳っているのは今のところ「白人」であって、今回の「白人の戦争」は、地球規模で影響力が大きいので、もちろん戦争を阻止することに文句があるわけではありません。
ところで、今回のことで、例えば、中国が台湾に侵攻しても、これだけ連日世界中でニュースになるんだろうか?という疑問がわいてきました。そして、台湾もそうですが、その先にある日本が、どこかの国に戦争を仕掛けられても、白人世界が日本を助けるのだろうか?という疑問です。
たいていの「白人」にとって、極東でのいざこざが、どのように映るのか、今回の戦争から類推できるような気がします。「何かやっているな」という感じで、台湾や日本を助けようという機運が盛り上がることはないんでしょうね。残念ながら。
じゃぁ、どうするか。自分のことは自分で守るしかない、というのは、ある意味、自然な流れではないかと思います。
でも、「だから核武装を」と考えてしまったら、プーチンと何も変わらない過去の思考方法です。簡単な話ではないのはわかっています。まずは俺たちの「自分で守らなければ」という意識の改革からでしょう。今まではあまりにも他国まかせでした。
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