物価上昇とウクライナ支援
連日、ロシアのウクライナ侵略戦争がニュースになっています。それにともなってウクライナ支援は広がりを見せています。
どうしてこれほど盛り上がるのか?
先日、これは「白人の戦争」だから世界中の関心を集めているといったことを書きました。それもあるかもしれませんが、それよりも、やっぱりネット上の映像が影響しているのではないでしょうか。
泣き叫ぶウクライナ人難民、とくに女性や子供の姿。爆撃される民間施設。病院に運び込まれる負傷者。道端に放置される遺体。それが流れてきます。こういった映像を見ていると、理屈ではなく、感情が揺さぶられます。
確かに中東やアフリカでも戦争、虐殺、難民は日常茶飯ですが、こういった多量の映像が流れることはありません。インフラや技術や言葉の問題で、こういう戦禍は表に出にくいのです。だから日本人はあまり知りません。
でも今回のウクライナの場合、日常的にネットに多量の画像が上げられていて、生々しく、身近です。それが俺たちの感情に影響しています。「こんなことが許されていいのか?」と。
将来の日本をウクライナに見ている、といったら言い過ぎかもしれませんが。他人事ではない感じがするのです。戦争が市井の人々にとってどういうものかよくわかり、リアリティを感じます。軍隊がドンパチやっているニュース映像ではわからない感覚です。
日本政府も、珍しく、今回の戦争に関しては、立場をはっきりさせました。岸田さんもこれを「侵略」と呼んでいるし。ウクライナ支持を表明したことから、間接的に日本もこの戦争に参戦していることになるのでしょう。
ウクライナ支援の輪が盛り上がっていますが、小麦や原油などの物価が上昇し始めています。ウクライナ支援と、物価上昇は連動しています。
この物価上昇に耐えることがウクライナを支えることにもなるので、銃を持って戦わなくても、大丈夫です。貧乏な俺ですが、我慢することにします。そのくらいしか、今のところ俺にはできません。
それと気になるのがロシア人バッシングです。ある意味、ロシアの一般市民も、プーチン政権の犠牲者でしょう。いや、でも、それはわからないわけではありません。わからないのは、ロシア料理に対するバッシングです。はぁ?という感じですね。
ボルシチは? ロシア料理の定番ですが、もともとはウクライナ発祥らしいし。
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