【犬狼物語 其の六百二十六】埼玉県川口市 氷川神社の「撫で犬」
この神社には、子安信仰の「撫で犬」像があります。富士塚の頂上です。
俗に犬は、安産・多産であること、また、生命力にあやかろうとして子安信仰の対象になったという。
今でも、戌の日に安産のお参りをするとか、妊娠5か月の戌の日に妊婦が岩田帯(腹帯)をつける習俗は残っています。犬張り子、犬の子のお守りもあります。子安信仰と犬には親和性があるのは確かですが、それではどうして他の動物ではなかったのか、という疑問をずっと思っています。 いまだにはっきりした資料や文章に当たっていません。
ただ、「犬」だけではなく、「狼」、「狐」を含んだ、イヌ科動物まで広げて考えると、それらしい理由がおぼろげながら見えてくるような気もしています。
| 固定リンク
コメント