【犬狼物語 其の六百三十六】福岡県筑後市 水田天満宮/恋木神社
福岡県筑後市は「羽犬」の里です。なので、何度か来ています。
「羽犬」にまつわる「猛犬伝説」と「愛犬伝説」。相反する伝説ふたつが同時に伝わっているところに人々の葛藤、犬の祟りの怖れ、犬に対する供養の心など、複雑なものを感じる、という話は、すでに2冊の犬像の本に書いています。
ところで今回は、子安犬の像です。
水田天満宮には、子安犬の像があります。子犬がじゃれている親子のブロンズ製の犬像です。
調べたら、これはけっこう新しい犬像なんですね。2018年11月15日奉納とか。
毎日新聞地方版には、
「同市の九州芸文館館長で彫刻家の津留誠一さん(78)が約1カ月かけて制作し、宮原恭盛宮司は「安産や子宝を祈願しながら、たくさんなでて可愛がってほしい」と話した。」
とあります。
そして、末社として、ここには恋木神社があります。むしろ、こっちの方がインパクトあるくらいです。祭神は「 恋命 」で、全国でも恋木神社は一社のみだそうです。そうでしょうね。聞いたことありません。
恋木神社は、「良縁幸福の神様」「恋の神様」になっているようです。社殿の色からしてそれは想像できます。「赤」ではなく「ピンク色」といった方がいいような。
何と、恋木神社の御神紋はハートです。「恋みくじ」「恋木絵馬」「ハート陶板守」などいろいろあります。
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