【犬狼物語 其の六百四十九】岡山県浅口市 八幡神社内木野山神社
浅口市鴨方町に鎮座する八幡神社内木野山神社の狼像。
八幡宮の拝殿の右側には、稲わらで覆った三角錐の「おわけ様」があって、これは市指定無形民俗文化財でもある伝統行事、10月5日の深夜に行われる「おわけ祭」で使用するものだという。
おわけ祭は、神功皇后が三韓征伐の帰途の際に、寄島(三郎島)に立ち寄り、小坂の郷から従軍して手柄を立てた3兵士との別れの儀式を催したという故事に基づくもの。
「おわけ様」の右奥に、木野山神社のお宮がありました。
中を覗くと、左右2体の狼像が見えます。高さは50cm ほどでしょうか。眼光は鋭いのですが、どことなくあどけない顔をした狼像で、子狼を模したものなのでしょうか。精いっぱい威嚇していますが、自分が可愛らしいことに気づいてなくて、威嚇が失敗しているパターンですね。健気さを感じます。。
離れているので材質はわかりませんでしたが、茶色に彩色してあります。すばらしい狼像です。
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