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2023/03/31

YouTubeに、写真展『おいぬさまの肖像ー日本の狼信仰と狼像』紹介動画

 

企画 武蔵御嶽神社
大口真神式年祭写真展

おいぬさまの肖像-日本の狼信仰と狼像
2023.4.1~5.31 8:30~16:00 神楽殿

今回の写真展では、東北から九州まで、全国に点在する個性的な狼像の写真、狼のお札一覧などを展示いたします。

 

 

 

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2023/03/29

第8回「東北お遍路写真コンテスト」の作品募集と、第7回の結果

第8回東北お遍路写真コンテストの作品を募集いたします。

 

■ 募集テーマ:風景、人物、祭りなど、東北お遍路に因む写真

■ 応募方法:写真は2Lサイズのプリントで、コメント(100字以内)と一緒にお送りください。写真とコメントで審査いたします。

■応募期間:2023年10月30日(必着)

■ 作品の送り先:〒976-0022 福島県相馬市尾浜字南ノ入241-3 東北お遍路事務局

 

 

なお、第7回「東北お遍路写真コンテスト」の結果は次の通りです。これは次のページにも掲載されています。


 https://asiaphotonet.cocolog-nifty.com/blog/ohenrofotocon2022.html 

 

--------------------   最優秀賞   --------------------

 

 

西山栄 『海辺でのフラダンス』

 

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---------------------   優秀賞   --------------------

 
 

佐々木均 『3年ぶりの港祭り』

 

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門林泰志郎 『今年も来ました~応援隊』

 

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----------------------   佳作   --------------------

 
 

庄子喜一 『網おこし』

 

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村上美保子 『希望の牧場』

 

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岸浩子 『高田松原津波復興記念公園献花台』

 

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市川清二 『ぼくらの壁画』

 

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高橋達也 『奥松島銀河鉄道』

 

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村上淳 『潮吹きと龍の松』

 

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庄子源六 『荒浜避難の丘(鎮魂の風せんとばし)』

 

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瀬川征吉 『次代に羽ばたく蕪島神社・一番札所』

 

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丹治郁夫 『それぞれの祈り』

 

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佐藤尚子 『百日紅のひとりごと』

 

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2023/03/28

精神分析とユング心理学 '23

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放送大学、「精神分析とユング心理学 '23」の教科書が届きました。

大場登先生と森さち子先生の「精神分析とユング心理学 '11」を受講しているので、およそ10年ぶりの新しい講義内容です。

目次のラインアップを見てワクワクしてきます。狼像や狼信仰を追い求めてこの数年旅していますが、「精神分析とユング心理学 」を初めとして認定心理士の取得を目指して心理学をやってきたことは、非常に参考になる部分がありました。

狼信仰というものを、心理学的な面から見てみたいという欲求はますます強くなっています。だから今回「精神分析とユング心理学 '23」が新しく開講されると知って、飛びついたわけです。

 どうして人間は、狼に神性を感じるのでしょうか。キリスト教の影響や、牧畜の被害、狂犬病などから、狼が「悪」とされる場合などを除けば、狼に対しては信仰と言えるようなものを人類共通してもってきたことはどのように考えればいいんだろうかと思います。

 そこで思い出すのが、

オーストラリア先住民アボリジニーには、

「犬のおかげで人間になれる」

という言葉があります。モンゴルならここは「犬」ではなく「狼」になるところでしょう。

狼が、人間を鍛え、家畜を鍛え、草原も鍛える、という『神なるオオカミ』での言葉も印象に残っています。

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2023/03/26

【犬狼物語 其の六百六十三~六百六十四】埼玉県熊谷市 弥藤吾氷川大神社内三峰社&西別府湯殿神社内三峰社

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熊谷市内の弥藤吾氷川大神社内三峰社&西別府湯殿神社内三峰社です。

弥藤吾氷川大神社の三峰社は、たぶんこの祠だと思われます。垂に「三峰」の文字を発見。 

中を覗くと、石像が。狐のようにも見えますが、意味的には狼なのかもしれません。

 

一方、西別府湯殿神社内の三峰社も、どれだかわかりませんでしたが、おそらく合祀殿にあった祠ではないかと。

なお、この西別府湯殿神社には、「西別府祭祀遺跡」があります。古代には水の湧く場所が神聖視されていたそうで、今も、水神様の祠があります。

 

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2023/03/21

ヌートバー選手で盛り上がる埼玉県東松山市の箭弓(やきゅう)稲荷神社

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今年の初詣で参拝したのが東松山市の箭弓稲荷神社。

今、ヌートバー選手の祖父母(タツジさん)が住んでいる東松山市が熱いらしい。

そして偶然にも、この街には箭弓(やきゅう)稲荷神社があって、「やきゅう」ということで、以前から野球関係者が参拝し、バット絵馬なども奉納されている神社です。

日本三大稲荷や日本五大稲荷にも数えられることがあるほど、稲荷神社としてもたいへん有名で、境内にはいくつもの美しい狐像がいますが、今は、やっぱりヌートバー選手で盛り上がる「野球の神社」ですかね。

 

 

 

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2023/03/20

【犬狼物語 其の六百六十二】武蔵御嶽神社のお犬さま

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武蔵御嶽神社の大口真神式年祭での写真展『おいぬさまの肖像』。

展示物を着々と準備中ですが、これは御嶽神社のお犬さま像を使った、写真展入り口用に作ったパネルです。

このお犬さまの口は迫力があって大好きなので、これを使いました。

写真展の作品としては御嶽神社のお犬さまの写真はありません。会場の外へ出れば、そこに本物のお犬さま像があるので、わざわざ写真にするのはおこがましいと思ったからです。

 

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2023/03/17

群馬県太田市 藪塚石切場跡

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「旅するヴィーノ」連載の、来年用にと、太田市の藪塚石切場跡を訪ねました。

カンボジアのアンコール遺跡や、ヨルダンのペトラ遺跡を思い出させるような、巨大神殿にも見える異空間。

ヴィーノと比べてもらうと、この大きさがわかると思います。

 藪塚石と呼ばれる凝灰岩の建築用石材が採掘されたそうで、1955年(昭和35年)に閉山されました。

足場が悪かったり、石が崩れそうなところもあり、見学は自己責任ということで。

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2023/03/16

【犬狼物語 其の六百六十一】愛知県新城市 作手十二所神社

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新城市作手の十二所神社です。

拝殿に向かって右側は、「あ」像らしいですが、前足が失われています。形が印象的です。開いた口の中には牙の他、舌のようなものも見えます。

左側は「うん」像で、前足も残っています。

『作手村史』には、十二所神社の記載はあるものの、この像に関しての記載はありません。由来は分かりませんが、尻尾が横に回してあるところから、これも狼像か犬像と思われます。

 

 

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2023/03/08

三重県熊野市 花の窟神社

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花の窟神社は日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれています。

この窟には伊弉冉尊が葬られていて、巨巌が伊弉冉尊の御神体とされます。人々は季節ごとに花を供えて尊を祀ったところから花の窟との名前が付けられたという。

古来社殿はなく、高さ45mの巨巌の正面に玉垣で囲われ、玉砂利を敷きつめた拝所があります。

例大祭が行われますが、そのとき、約170mの大綱を御神体から御神木にわたします。これは「御綱掛け神事」と呼ばれ、三重県無形文化財に指定されています。

圧倒される巨巌に、何か神性を感じて祀り始めたというのは自然なことだろうし、解説看板にも書いてあったように、これが古代の神社の姿なのでしょう。

 

 

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2023/03/07

【犬狼物語 其の六百六十】雛段飾りの犬筥

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岩槻人形博物館に展示されていた「犬筥(いぬばこ)」です。

犬筥は雌雄一対、上下に開く張り子で、天皇の玉座の脇に置かれていた守護獣(狛犬)に由来するという。 この犬筥が江戸に伝わり「犬張子」になりました。

犬筥は、江戸時代には武家の嫁入り道具にもなり、上流家庭では産室や子どもの寝室などに置かれたり、婚礼に用いられるなどしました。犬の多産・安産にあやかった子どものお守りとして生活に密着したものだったようです。

それは浮世絵を見てもわかります。雛祭りには雛道具のひとつになり、雛段にも飾られるようになりました。浮世絵の中にも犬筥が描かれています。

博物館では、犬筥の自作キット、ポストカード、ワッペンなどが売られています。

 

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2023/03/05

岩槻の雛祭り

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岩槻の雛祭りに行ってきました。

愛宕神社の「大ひな壇飾り」は圧巻です。上から見るのも面白いです。

街のいろんなところにいろんな人形が飾られていて、それを巡る街歩きは楽しいものです。吊るし雛とか、舌切り雀をモチーフにした人形などもありました。

そして個人的には、産育の民俗を知る貴重な資料も見ることが出来ました。

雛人形のルーツともいわれる ものが岩槻人形博物館に展示されています。

「天児(あまがつ)」、「這子(ほうこ)」は平安時代からある、形代から進歩したもので、幼児の祓いに用いられました。

T字型のかかしのような姿をした天児には、魔除けとして幼児の新しい着物を着せました。天児も這子も江戸時代のものです。

一番下の写真が、江戸時代の「次郎左衛門頭立雛」です。ここまでくると見慣れた雛人形と近い感じがします。

 

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2023/03/03

【犬狼物語 其の六百五十九】愛知県豊川市 中山神社の御仮屋

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豊川市中山神社のお犬さまです。

狐などの憑きものに霊験があるとされる岐阜県恵那市、中山神社の御仮屋で、お犬さまの像が安置されています。

御仮屋は、中山神社だけではなく、三峰神社の三峰講などにもあり、「御眷属拝借心得書」によると、

「お犬さまは自分の山林や庭の小高い場所、あるいは鎮守社の境内に木材・茅・藁の類で仮宮を造営して清浄にまつるように指示されている」(黒田 一充『関西大学博物館紀要』「代参講のお仮屋」)

とあります。

この祀り方は、偶然なのか、岡山県の奥御前神社の狼さまを迎える本勧請と似ている気がします。 

本勧請では、新しく生まれた子狼が入った木の小宮を受け取ったあとは、どこにも立ち寄らずまっすぐ帰宅するのが習わしになっています。小宮は庭先に、地上から1mほどの高さの脚をつけた祠をつくり祀ります。祠の三方をかこいますが、正面には扉はつけず、竹の簾を垂れておくと、狼様は自由に出入りできるので、火難・盗難を防ぎ、狐狸・悪霊を追い払い、屋敷を守ってくれるという。

 

 

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2023/03/01

【犬狼物語 其の六百五十八】三重県津市美杉町 仲山神社

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ごぼう祭という奇祭が行われる神社です。一の鳥居のそばに狛犬がいますが、それは普通の狛犬です。その上、石段途中に常夜灯と向かい合って像が建っています。これがかなり個性的な顔をした石像で、狼像なのかどうなのか。右が「あ」、左が「うん」になっています。又間の表現から両方とも雄らしい。

目の表現も独特で、2体とも昔の飛行機乗りがかけていた眼鏡のように見えます。右の台座には、「T氏」「東京小石川 TT」、左の台座には「T氏」「明治三十六年四月建之」とあります。

下之川村の村長を務めた向田育郎さんが著した『下之川の今昔』(昭和57年)に、仲山神社のことも書いてあって、この狛犬についても触れていました。

狛犬 高さ七尺 明治三十六年四月建立 東京小石川 TT寄進

ただし、この像の由来、狼かどうかという記載はありません。

あとで調べてみると、翌、明治37年(1904年)は、2月10日にロシアに対し宣戦布告を行い、日露戦争勃発した年でもありました。

『下之川の今昔』には、この像の記載と同じページに明治39年4月3日に仲山神社で行われた日露戦役凱旋祝賀会の写真が掲載されています。

日露戦争とこの像が関係あるのでしょうか。その可能性はまったくないとは言えないかもしれません。

2体とも雄であること。それこそ飛行機乗りを模した像なのでは、という妄想も。

 

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