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2023/07/24

【犬狼物語 其の六百七十五】 東京都文京区 白山神社内三峯社

Img_9203(白山神社の拝殿)

Img_9206(安永九年の狛犬)

Img_9217(三峯社などの合祀殿)

Img_9222(三峯社などの合祀殿)

Img_9213(稲荷社に置かれていたたくさんの狐像)

_87a0550(善峯寺の桂昌院と犬の像)

白山神社は東京十社のうちの一社です。古くは「白山権現」と称されて信仰を集めました。

そしてここは「お犬さま」と縁がある神社です。

まず、桂昌院が崇敬していたことで知られる神社であること。桂昌院は、三代将軍・徳川家光の側室で、五代将軍・綱吉の生母です。綱吉は「生類憐みの令」で有名ですが、桂昌院も犬好きであったようです。実際「桂昌院廟」がある京都の善峯寺には、桂昌院と犬の像があります。

そしてもうひとつ、「お犬さま」関連の社があります。こちらは狼信仰の三峯社です。

境内には、富士浅間社・稲荷社・三峯社・玉津島社・天満天神社・山王社・住吉社の合祀殿があります。その中の三峯社は、以前はどこかに祀られていたものがここに合祀されました。でも、いつなのか、どこからなのかはわからないそうです。というわけで、三峯社の特別な祭りもなく、当然三峯講もありません。

ところで拝殿前には、安永九年(1780)に奉納された狛犬がありますが、両目が黄金に塗られているのが珍しく、迫力があります。

 

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