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2023/08/25

「ネッシー大捜索」のニュース

Img_1591(これは北海道屈斜路湖の「クッシー」)

 

半世紀ぶりでネッシーの大規模捜索が行われるらしい。大々的にニュースになっていますね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3a95fe1fcd1f750d9ed4a5398eda9850743b00d

もうネッシーは解決済みだと思っていたら、そうではないようです。昔、湖面から首を出した生物の写真が発表されて注目を集めましたが、のちに、これは捏造だった(おもちゃだった)ことがわかり世間に衝撃を与えました。

その後も捜索活動は散発的に行われていて、故石原慎太郎さんも捜索したことがあって、そのときは巨大ウナギ(と言っても1mほど)を発見したのではなかったでしょうか。その他にも湖水のDNA検査から、やっぱりネッシーの正体はウナギの可能性大ということでした。

もし恐竜のような、いわゆるネッシーがいるとすれば、1頭では繁殖できないので、かなりの数がいなければならず、そう考えると、もっと目撃されてもいいのではとも思います。

と、ここまで書いてきて、ネッシーはファンタジー(物語)であることをつい忘れそうになっている自分にハッと気がつきます。

捜索は、8月26、27の両日に行われるという。どうして今さら大々的に捜索をするんだろうというのが一番の疑問です。ファンタジーならファンタジーのままでいいじゃないかとも思います。「いない」ことがわかっているからこそ安心して「ネッシーの物語」を楽しむことができる、というふうにも言えます。(かりに実在していたら、なんらかの被害が出て、笑ってばかりもいられないでしょう)

皮肉をこめて言えば、そもそも、あのオオカミに対しては徹底的に駆除したイギリスじゃないですか。オオカミは、イングランドでは、ヘンリー七世治下(1485~1509年)、スコットランドでは1743年には絶滅にいたったという。危険動物がいない「安全な自然」を作り上げてきたイギリスが、ネッシーのような危険生物をそのままにしておくはずはないのです。

今回の捜索は話題作りなんでしょう。世界的にもネット上でいろんなものが知られてきたので、相対的にネッシーの知名度・観光地的価値がだんだん下がっているのは確かです。ここで起爆剤を投入して、また盛り返そうということなんでしょうね。観光地があの手この手で生き残りをかけるのは、別に悪いことだとも思いません。日本でも屈斜路湖にクッシーがいますし。

「企画したのは、ネス湖の観光拠点「ネス湖センター」と独立のボランティア調査チーム」(Yahooニュースより)だそうです。 

 

 

 

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