2023/11/28
2023/11/24
2023/11/23
新嘗祭
1948年((昭和23年)に制定された勤労感謝の日、11月23日という日は、昔は「新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)」の祭日で「新嘗祭」は五穀(とくに稲)の収穫を祝う収穫祭です。飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったものでした。天皇が五穀の新穀を供え、自らもこれらを食して、その年の収穫に感謝するというものです。
旧暦11月の2回目の卯の日に行われていましたが、明治時代に太陽暦(グレゴリオ暦)に改暦して以降は、毎年11月23日に固定されて行われるようになりました。
それは、その年の「11月の2回目の卯の日」がたまたま11月23日だったので、翌年からもそのまま11月23日になったそうで、11月23日に特別な意味はないんですね。もともとは旧暦だったし。ちなみに今日は旧暦で十月十一日です。
でも「新嘗祭」は、敗戦後GHQの占領政策で、天皇行事・国事行為から切り離され、一応表向きは「勤労感謝の日」になりました。天皇という精神的支柱を失わせ、日本人を団結させないためのアメリカの政策です。「勤労感謝の日」というのもアメリカから提案された名前だそうです。
稲に宿る精霊のようなもの「稲魂(いなだま)」を信仰する習慣とともに、収穫祭という意味で、中国南部に住んでいるミャオ族など少数民族にも初穂を捧げる儀礼のような、似た祭りは多くあります。神に感謝し、収穫を祝うという農業民族にはごく自然な行為なのですが…

2023/11/14
上野博士とハチ公
ゾンビの話で思い出したけど。
— ハロウィン用・目玉ピザ屋「ジョージ=コクム」(外はカリッと!中はグニョとした目玉!赤字貿易経営者!) (@_596_) November 4, 2023
写真のは以前に米国スミソニアン自然史博物館で
展示されていた本物の犬と人間の骨。
「私は死んでも愛犬と一緒にいる。」
と遺言を残して亡くなった。
これはある人類学者と愛犬の話である。
(続く1 pic.twitter.com/vLo0gZ1JSV
「人類学者と愛犬」の話だそうですが、やっぱり、これ、「上野博士とハチ公」を思い出してしまいます。
2023/11/09
【犬狼物語 其の六百九十八】犬型土製品
From historical mythology, the #Assyrians buried figures of dogs under their homes because they believed that the spirits of dogs might repel the attacks of evil spirits that entered their homes.. pic.twitter.com/eOcd6w2cou
— IRAQI Civilization History | تاريخ حضارة العراق (@IQsumerian) August 30, 2023
google翻訳すると「歴史的な神話から、アッシリア人は犬の霊が家に侵入する悪霊の攻撃を撃退してくれると信じていたため、犬の像を家の下に埋めました。」
となり、これでピンときたことがあります。
栃木県栃木市の藤岡神社遺跡から縄文時代後期の犬型土製品や、犬の頭骨などが出土しています。
この犬型土製品は、日本で出土している犬形土製品としてはたぶん一番有名なもので、数年前、フランスで開かれた日本文化を紹介するイベントでも展示されました。(事情により、写真はここには掲載できませんが『犬像をたずね歩く』には掲載しています)
埼玉県加須市の長竹遺跡からも、これまでに縄文時代・晩期(約3500〜3000年前)の動物形土製品が複数出土しています。その中に犬形土製品もあります。(写真上) 縄文時代の犬像は猪像と同時に出土する例が多いらしく、狩猟の儀式に使われたのでは?と言われていますが、実際はどんな目的で作られたかはわからないそうです。
弥生時代の遺跡から出土の土製品もあります。(写真下)
志木市埋蔵文化財保管センターに展示されている「動物形土製品」と呼ばれるものですが、管理センターのスタッフによると、以前は「弥生の犬」と呼んでいたそうですが。学術的にまだ「犬」と確定していないので、正確を期すために今は「動物形土製品」と呼んでいるそうです。
遺跡は弥生時代後期から古墳時代前期のものです。この犬と思われる土製品は、1軒の住居の床から発見されました。これもまた、用途がわかりません。
そこで、このXを見たとき、日本で発掘された犬型土製品もアッシリア人のように、犬像が邪悪なものから守ってくれる意味があったのではないか、と思ったわけです。事実どうかは証明しようがありませんが、参考にはなる話だと思います。
日本でも「犬」「狼」は邪悪なものから人を守ってくれる、たとえば狼の護符や「犬」文字のような信仰も残っています。ちなみに、恵那市の中山神社のお犬さまは土製の小さな像です。
そう考えると、犬や狼が、邪悪なものから人間を守ってくれるという信仰は、人類共通の可能性もあるのかもしれません。
2023/11/07
2023/11/05
ジェノサイド
イスラエルがガザの病院や学校を爆撃したというニュースが入ったとき、「誤爆」かと思ったのですが、そうではなかったようです。
「民間人の犠牲もしかたない」は、それ自体許されないことですが、百歩譲ってまだ理解はできます。ただ、子供たちは将来テロリストになるから、殺しておくというイスラエル側の本音と言える発言が一部ツイッターで流れていましたが、本当だとしたら、あまりにも非人間的といわざるをえません。
避難所や病院を攻撃するなど、ジェノサイドだというパレスティナ側の主張が信ぴょう性を増します。
こんなことどういう発想したらできるのか。あのガス室に送られて悲惨な思いをした人の末裔なのに、と思ってしまいます。「俺たちはそういうことをしない」ではなくて「俺たちも同じことをやってやる」という方向へ行くのが人間の性なのでしょうか。
相手が「人間」であることを忘れてしまうように、パレスティナ人をガザに閉じ込め、隔離してきた政策の行きつく先は、こういう殺戮を平気で行うことができてしまう世界。今のイスラエル人は、パレスティナ人を人間とは感じてないでしょう。イスラエル人だけじゃなくて、俺たちも同じ。相手を人間と感じなくなった瞬間を、為政者たちが利用する怖さ。
今から思えば、世界屈指の諜報機関モサドが、今回のハマスの攻撃を事前察知できなかったなどというのも嘘で、ハマスをたたく、いや、ガザをたたく格好の言い訳を自分で作り出したのではないかと疑いを持ってしまうほどです。
なんだか、西欧諸国の言う「人権」「法の秩序」とかも色あせてしまいます。結局は、力(軍事力)か、金(経済力)、情報(発信力)か。それで世界がうごいているという悲しい現実が見えてきます。
日本はどっちつかずで、これまた歯がゆい感じです。パレスチナ側にもちゃんと100億円の援助を申し出たにもかかわらず、世界で大きくニュースになるのは、イスラエル国民への連帯と支援を表明しイスラエルから感謝された上川陽子外務大臣の姿です。
俺も特別な行動は起こしてないので、偉そうなことは言えませんが、日本がこのジェノサイドに加担しないことを願います。
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