【犬狼物語 其の七百十八】宝登山講
宝登山講は埼玉県北部やその隣接地域、栃木県南部、群馬県南部などに信仰圏を持ちます。一人講、五人講、講中、30人以上になった有名講とありますが、個人での一人講の信仰圏はもっとも広く、東京都までに広がります。(『宝登山ー宝登山神社誌稿ー』より)
一番下の写真のお札には「三十人」と見えますが、昭和36年に結成された有名講のひとつです。資料によると、昭和53年4月時点では56名だったようです。
ちなみに有名講として一番講員数が多いのが昭和3年に結成された東京葛飾区の本田講で、昭和53年4月時点で、東西ふたつ合わせると1071名だったそうです。
この本田講が宝登山神社の本社に参拝したとき、長瀞の街はお祭りのように賑わったといいます。(現在もそうなのかは未確認)
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