NHK『フロンティア ヒトはなぜ歌うのか』
NHK『フロンティア ヒトはなぜ歌うのか』を観ました
ヒトはなぜ歌うのか? なぜ言葉を忘れても、歌は忘れないのか?
アフリカ、バカ族の歌を分析したのは面白かったですね。
「集団の絆」を深める説。なるほどと思います。
また音楽によって高齢者の脳の機能が向上するのもわかってきて、認知症の役にも立つかもという希望の持てる話。
そして、この番組を見ていて、思ったことがあります。もしかしたら「言葉」の前に「音楽(ビート)」があったのでは?
繰り返し同じ間隔で物を叩けばビートになる。そして人間は「ビート予想」が優れているという。と、すれば、他の人がビートを予想して、次の一打を叩けばある意味それはその人に対しての「共感」を表すんじゃないでしょうか。「おお、お前、わかってくれるのか」と。
ヒトが他の霊長類と大きく違うのは「他人との共感」と心理学講座で習った気がします。チンパンジーは賢いけれど共感力に欠けるそうです。
ビート予想は言葉がなくても成り立つから、言葉の前にビート(音楽)があったということはないんでしょうか。あるいはビートが言葉のルーツとか、そんな研究はされてないんでしょうか。
と思って調べてみたら、人間の言葉が歌から始まったという説がやっぱりあるんですね。おもしろい。
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