【犬狼物語 其の七百七十五】8月13日は「世界(国際)オオカミの日」
8月13日は「世界(国際)オオカミの日」。
上に掲載の写真は、科学博物館展示の最近二ホンオオカミと特定された剥製です。
「世界(国際)オオカミの日」の由来について調べると、ネット上には「2011年にアメリカのWhite Wolf PackというWebサイトにて制定された」という情報がありました。
そこでWhite Wolf Packを見ると、このようにありました。
http://www.whitewolfpack.com/2011/08/international-wolf-day.html
「世界におけるオオカミの重要性、あらゆる誤解、そして米国でオオカミ狩りが今年の9月に始まるという事実により、オオカミの認識と教育を確実に行うための特別な日を確保することが非常に必要になった。オオカミの迫害を止めること。この日は今後、毎年「国際オオカミの日」として制定されます。8月13日が選ばれたのは、満月の日という特別な理由からです。」(googleによる翻訳)とあります。
由来はこういったことらしいです。
「満月の日という特別な理由」とありますが、それ以上具体的なことは書いてありません。俺としてはそこが知りたいところなんですが。どうして満月がオオカミにとって特別なのか。
そして「満月の日」が重要ならグレゴリオ暦ではなく太陰太陽暦(日本での「旧暦」)で制定してほしかった。そうじゃなくてもせめて、たとえば「8月の満月の日」とかでも良かったのではないかと思います。
ジャック・ニコルソン主演の『ウルフ』という映画があります。うだつの上がらない中年編集者が、ある夜、オオカミに手を咬まれたことで「狼男」になっていくのですが、だんだんと嗅覚や聴覚が鋭くなっていき、活力がみなぎっていきます。この映画でも「オオカミと満月」のイメージが多用されています。最後、野生に帰っていくという結末には、それしかないよねぇ、という思いと、悲しさみたいなものを感じました。
オオカミと満月とをくっつけてイメージするのは、「月(=夜)」と「野生」「神秘」との親和性や、この「人狼」(日本でいうなら「狼男」)伝説とも関係するかもしれません。
| 固定リンク
コメント