



ある人に犬筥の写真を見せたら、ひな壇飾りに使っていたが犬筥というものとは知らなかったそうです。実際に犬筥を使っている人の話を聞くことができて良かったです。
犬筥は天皇の玉座の脇に置かれていた守護獣(狛犬)に由来し、この犬筥が江戸に伝わり「犬張子」になりました。
あらためて、犬、狼、狐ともに安産・多産の守り神のような位置にあり、産育民俗にはたびたび登場するイヌ科動物たちです。
2番目の写真は、雌雄一対の狼像の雌のお腹。おっぱいの表現があります。
狼が子供を産んだら、小豆飯などのお供えをする「狼の産見舞い」という祭りもあります。
そして狐の「子だき狐」と犬の「子宝犬の像」。どちらも子安信仰の像。
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