« 「新編 オオカミは大神」のAmazon限定デジタル写真集『狼の呼び声』 | トップページ | ランツァンジャン(メコン)の夕景 »

2024/10/16

【犬狼物語 其の七百八十四】イヌ科動物と産育民俗

Img_3874_20241016073301

287a9614

Img_6319_20240807061801_20241016073101

_87a2621

 

ある人に犬筥の写真を見せたら、ひな壇飾りに使っていたが犬筥というものとは知らなかったそうです。実際に犬筥を使っている人の話を聞くことができて良かったです。

犬筥は天皇の玉座の脇に置かれていた守護獣(狛犬)に由来し、この犬筥が江戸に伝わり「犬張子」になりました。

あらためて、犬、狼、狐ともに安産・多産の守り神のような位置にあり、産育民俗にはたびたび登場するイヌ科動物たちです。

2番目の写真は、雌雄一対の狼像の雌のお腹。おっぱいの表現があります。

狼が子供を産んだら、小豆飯などのお供えをする「狼の産見舞い」という祭りもあります。

そして狐の「子だき狐」と犬の「子宝犬の像」。どちらも子安信仰の像。 

|

« 「新編 オオカミは大神」のAmazon限定デジタル写真集『狼の呼び声』 | トップページ | ランツァンジャン(メコン)の夕景 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「新編 オオカミは大神」のAmazon限定デジタル写真集『狼の呼び声』 | トップページ | ランツァンジャン(メコン)の夕景 »