「レアなおふだ」展
飯能市立博物館で開催中の「レアなおふだ」展にようやく行くことができました。
この中で特に関心があったのは、やっぱり「狼」と「猫」札です。
たくさんの狼のお札を見てあらためてその狼の姿のバリエーションの多さに面白さを感じました。
神、あるいは神使としての狼の姿は、あくまでも人々がイメージする姿です。
また、1点しかありませんでしたが、養蚕の守り神としての猫札。眉毛と髭が強調されていて独特の姿です。
午後2時からは隣の市民会館で西村先生の「秩父地域のオオカミ信仰について」の講座がありました。
狼信仰についての興味深い話は当然として、最近の熊害についても触れられました。
そこで、狼信仰における「産見舞い」からの「オタキアゲ」儀式を熊に適応できないものかといった意味の話があり、なるほどと思ったのです。
狼の場合は、襲われる前にお供え物(豆腐やあずき飯)をあげることで、被害を防ごうという発想ですが、熊に対する「オタキアゲ」という象徴的な儀式がどれだけの効果があるのかは疑問ですが、発想としては面白い。
ただ、熊の餌を山に撒くという案が実際あるらしいのですが、それで市街地まで熊が下りて来なくなるかもしれないとしても、熊の母数が増えてしまうという大問題があります。根本問題が拡大してしまうという矛盾。
儀式というのは、実際の効果うんぬんというより、人々の決意の表明でもあると思うので、熊に対する「オタキアゲ」が無意味とも思いません。
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