ザクマタ(犬卒塔婆)
千葉県や茨城県に残っているY字型の木は犬卒塔婆、あるいは畜生塔婆といわれ、印西市などでは「ザクマタ」と呼んでいます。
ザクマタを奉納する「犬供養」の習俗は地元の十九夜講など女人講などが行うもので、主に安産祈願と言われています。
ただ最近はやらなくなっているらしく、残っていたこのザクマタには令和6年とあって、これがこの集落での最後のザクマタである可能性があります。
地元のある女性(このザクマタとは違う地区の人)はこのように言っていました。
30年ほど前、彼女が妊娠した時。ザクマタを奉納しました。彼女は講ではなく、個人で奉納したといい、Y字型の木を探してきて表面を削り、近くの住職に経文を書いてもらいました。
彼女の地区では木の下を尖らせて川辺に挿していました。挿す場所は決まっていたので古いものもそのまま残っていました。今はもうやってないので、ザクマタも残ってないでしょうね、とのこと。
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