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2026/07/08

『全国の猫神様をめぐる』に関する誤情報の拡散について

『全国の猫神様をめぐる』について、「X」のあるアカウントによる一連のポストを発端として「無断転用をしている」「盗用」などの情報が先日SNSで拡散しました。
※私はブロックされているので直接は見られませんが、当該ポストは、7月4日に確認した時点では削除されています。ただしスクリーンショットは証拠として保存してあります。

これらの指摘がいずれも著作権に関わるものなので、念のため出版社を通して弁護士に相談しました。弁護士が資料を精査していたため、本件に対する見解を述べるまで時間がかかりました。

まず、弁護士は次のような意見でした。

『丸森町の猫碑めぐり』からの引用・要約は、「無断転用にはあたらない」とのことでした。『丸森町の猫碑めぐり』からの転記箇所も引用の作法や要件にのっとっていて、著作権侵害にはならないという見解でした。

また、「『丸森町の猫碑めぐり』についてクレームを受けた」と指摘があった本書の72ページの一文についても、「読者は否定的な評価としては読まないだろう」という意見・感想を弁護士からもらいました。

『全国の猫神様をめぐる』では、引用の要件である出典を本文中や参考文献一覧できちんと明記していますし、写真はすべて現地に赴いて私自身が撮影しています。これらの事実と弁護士の見解を踏まえてあらためて述べれば、『全国の猫神様をめぐる』で著作権侵害はしていません。「無断転用」「盗用」は誤った情報ですので、これ以上拡散しないようお願いします。

なお、「クレームだ」と指摘があった箇所について、私の意図を補足します。私は、「棚田」「犬像」「狼像」などをテーマにして写真を撮ってきました。現在公開されているものを紹介して「世の中にはこんな面白いものがありますよ」とみなさんに知らせるメディアです。そのような目的の書籍で、現地について書かれた冊子に「クレームをつける」意図はまったくありませんし、実際、弁護士の意見のように、文脈からもクレームではないとわかっていただけるでしょう。

以上のことは、出版社を通じて先方(あるアカウント)にもお伝えしてあります。
私の性格に対して「自己中」で「非常識」であるなどと批判されるのはともかく、「無断転用」や「盗用」という情報は次元が違います。法律の問題なので、ここはきちんと説明しておかなければ、まるで私が盗用写真家のようなイメージをもたれてしまいます。実際、そう思い込んでいる一部の読者もいるでしょうし、残念ですが、その誤った情報を消すことはできません。
また、この誤情報を信じたと思われる人が、Amazonの本書のレビューに5月下旬「無断転載」と書き込むなどの実害も生じました。ただ、このコメントはAmazonのガイドライン違反だったようで7月1日ごろに削除されました。

とにかく、日本には猫碑・猫像に限らず、まだまだ面白いものがたくさんあります。結果的に文化財の保存や町おこしにつながればうれしく思いながら出版してきました。文化財はみんなのものです。多くの人に知られることによって新しい価値も生まれると思っています。

今回のことに懲りず、これからもいろんな文化財を紹介する書籍を作り続けるつもりです。

2026年7月8日

写真家 青柳健二

 

 

 

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