【犬狼物語 其の七百四十四】鎌北湖の「犬魂碑」
偶然にも鎌北湖には、埼玉猟友会、昭和45年建立の「犬魂碑」がありました。まさかこんな碑がここにあるとは思っていなかったので、まるでヴィーノの魂に導かれたようです。
しかも3頭の猟犬のブロンズ像のうち、一番真ん中にいるのはビーグル犬のようです。
まったく因果関係のない偶然なのですが、これを単なると偶然と思うか、それとも何か意味を感じてしまうのか、ということですが、ヴィーノが亡くなって数日しか経ってないので、やっぱり「ヴィーノの魂が導いた」と思うことは自然なことでしょう。
「ヴィーノの魂が導いた」と思うことは、俺たち夫婦にとってはすごく意味があり、少し心が癒されるということは実際あります。「喪の作業」のボウルビィの4段階説では、まだ死を受け入れられない段階ではあるようですが。
ビーグル犬は優秀な猟犬です。とくに嗅覚がすぐれています。だから麻薬や癌探知犬にもなっています。
俺も、ヴィーノの嗅覚は鋭いなと、その才能に一目置いていました。視覚では俺の方が速く見つけるときもありましたが、嗅覚では勝てませんでした。
車の助手席で騒ぎ出すので注意して進むと、そこにはタヌキやサルなどの野生動物がいたりしたのです。ただ北海道のヒグマに遭遇した時だけは、ずっと寝たふりしていましたが。
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