カテゴリー「旧暦(太陰太陽暦)と宇宙」の394件の記事

2023/08/18

今日からは、二十四節気「立秋」、七十二候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」

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今日からは、二十四節気「立秋」、七十二候の「蒙霧升降」。「深い霧が立ち込める」などといった意味です。

関東では連日猛暑です。昔は夏の暑さが大好きでした。さすがに今、大好きとは言い難い。早く涼しくなってほしいというおが正直なところ。

写真は、新潟県十日町市星峠、早朝の棚田です。

 

 

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2023/07/02

今日からは、二十四節気「夏至」の七十二候「半夏生(はんげしょうず)」

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140701(ドクダミ科の「半夏生(カタシログサ)」)

 

七十二候は「半夏生(はんげしょうず)」です。

棚田は、広島県の井仁棚田です。山間部のすり鉢状の地形に広がる石垣が美しい棚田です。

ところで、この「半夏生」について毎年疑問なんですが、まだ解決していません。

というのは、略本暦(日本)での意味は、「サトイモ科である半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃」だそうです。ということは、このドクダミ科である「半夏生(カタシログサ)」のことではないのでしょうか?

 

 

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2023/06/01

今日から、二十四節気「小満(しょうまん)」の末候「麦秋至(むぎのときいたる)」

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今日からは、二十四節気「小満」、七十二候「麦秋至」です。

Wikiによれば、麦秋とは、麦が熟して、麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節だそうです。

写真は、北海道富良野で撮影した麦畑です。

 

 

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2023/05/26

今日から二十四節気「小満(しょうまん)」、七十二候「紅花栄(べにばなさかう)」

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今日から二十四節気「小満」、七十二候「紅花栄」です。

古代エジプト時代から染料や口紅として利用されていた紅花が一面に咲く頃です。

Wiki「ベニバナ(紅花)」によると、

「江戸時代中期以降は現在の山形県最上地方や埼玉県桶川市、上尾市周辺(桶川宿の頁を参照)で盛んに栽培された。しかし、明治時代以降、中国産の紅花が盛んに輸入され次いで化学的に合成可能なアニリン染料が普及したことから、紅花生産は急速に衰退した。」

とあります。

『広報あげお946』の「上尾市域の紅花商人」には、

「紅花の栽培は江戸商人の柳屋五郎三郎の手代が、上村(上尾市)の七五郎に種を遺して栽培させたのが始まりと言われる。」

とあります。

武州に広がった紅花栽培ですが、山形産よりも1か月ほど早く収穫できて、品質も良かったので、京都では武州産の紅花を「早場」「早庭」と称し、高値で取引されたという。安政5年の相場表を見ると、山形産よりも約1.5倍ほどの値段で取引されていたようです。

NHK『青天を衝け』で、深谷の血洗島では藍の栽培が盛んだったということが描かれていました。同じころ、桶川、上尾周辺では紅花だったんですね。

ちなみに安政5年は、何度も書いていますが、江戸ではコレラが猛威をふるった年です。

桶川の稲荷神社には、安政4年に近在の紅花商人が寄進した「紅花商人寄進の石燈籠」があります。これは桶川市指定文化財になっています。

「かつて中山道の宿場町だった桶川宿は、染物や紅の原料となる紅花の生産地としても栄えました。この石燈籠は、桶川宿とその周辺の紅花商人たちが、桶川宿浜井場にあった不動堂へ安政4年(1857)に寄進したものでした。明治時代となり、神仏分離策などの動きの中で、やがてこの稲荷神社へ移されました。また、不動堂は現在浄念寺境内へ移築されています。燈籠には計24人の紅花商人の名が刻まれており、桶川のほか、上尾や菖蒲の商人の名前もあります。かつての紅花商人たちの繁栄を伝える貴重な文化財です。(桶川市教育委員会)」

1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災で石灯籠は倒壊したようです。これは、昭和2年4月に再建されたものです。

 

 

 

 

 

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2023/04/30

今日からは、二十四節気「穀雨」、七十二候「牡丹華(ぼたんはなさく)」

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七十二候(末侯)は「牡丹華(ぼたんはなさく)」です。

写真は静岡県富士宮市、富士山の見える柚野の棚田で撮影したものですが、葉の様子から、これは残念ながら牡丹ではなくて、芍薬のようです。

 

 

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2023/04/25

今日からは、二十四節気「穀雨」、七十二候「霜止出苗(しもやんでなえいずる)」

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今日からは、二十四節気「穀雨」、七十二候「霜止出苗(しもやんでなえいずる)」です。

霜が降りるのが終わって苗が生長するころです。

写真は植えられたばかりの苗ですが、時期は「霜止出苗」の1週間後、5月上旬撮影したものです。

 

 

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2023/04/20

今日から二十四節気「穀雨(こくう)」、七十二候「葭始生(あしはじめてしょうず)」

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今日から二十四節気「穀雨」、初侯「葭始生」です。

百穀を潤す春に降る雨のことを「穀雨」といいます。田んぼではそろそろ水が張られて田植えの準備が始まるころです。

写真は、福井県小浜市の「田烏の棚田」です。

 

 

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2023/02/04

今日から二十四節気「立春(りっしゅん)」、七十二侯「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」

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今日から二十四節気「立春」、初候「東風解凍」です。

これは「旧暦棚田ごよみ」で使っている一月の新潟県十日町市の棚田。

雪景色ですが、「立春」なので、これから暖かくなっていくことを期待しています。

 

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2023/02/03

節分の夜は、外出を控える理由

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「福は内、鬼は外」

今日は節分で、俺も東京都のある寺院の節分祭の撮影をすることになっています。

節分の豆まきについて、小松和彦著『日本の呪い』には、

「この「ケガレ」(カオス)を浄化する儀礼には、ふたつのタイプがある。これは「ケガレ」の発現を未然に防ごうとする儀礼である。予防注射のようなものだ。これは、まだ「ケガレ」の状態になっていない、つまり「ケ」の状態にある者が、身体や家や集団のなかにたまりつつある「ケガレ」のもとを、「ケガレ」になるまえに祓い落とし、外部へ追放しようとするものだ。」

節分の豆まきは「ケガレ」の元になるものを、前もって追い出してしまおうという儀礼でもあるようです。「ケガレ」の元は「鬼」として表現されています。

鬼は外へ出してしまえば、内は安泰だ、という発想ですね。内、外、は心理的な区別と、実際の物理的区別にもなっています。

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以前、秩父の夏の祭、皆野町上日野沢立沢地区の「虫おくり」に参加したことがありました。虫おくりは、3本のオンベイ(御幣)を持って村を練り歩き、害虫の悪霊を呼び寄せ、村の外へ出してしまい、村の安泰を祈願する行事です。オンベイというのは、神霊の依代で、竹竿の先に幣を取り付け、その下に七夕飾りに使った色とりどりの短冊をつなぎ合わせて作ったもので、高さは5mほどあります。

このオンベイを、村外れの谷川に流し、村の安泰を願っていました。虫を外へ追い出してしまえば、内は安泰だというわけで、豆まきの発想と同じです。

ところが、この虫を付けたオンベイを川に流せなくなったというんですね。ゴミを川に勝手に捨てられないというわけです。

内さえ良ければ、外はどうでもいいという発想は、もう通用しないということでもあるんでしょう。

今日、多くのところで、鬼が外に追い出されます。日本中、異常な数の鬼が跋扈することでしょう。

ならば、今夜、外を歩くのは危険極まりない、ということになります。鬼=ケガレを自分が吸い取ってしまうかもしれないからです。

だから節分の夜の外出は控えたいと思います。

行き場のなくなった鬼たちはどうなってしまうんでしょうか。

 

 

 

 

 

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2023/01/22

新年快乐! 身体健康! 恭喜发财!

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新年快乐! 身体健康! 恭喜发财! 

今日は旧暦一月一日(旧正月・春節)。今年もよろしくお願いいたします。(ようやく言えました)

旧正月を、沖縄では「ソーグヮチ」、中国では「チュンジエ(春節)」、ベトナムでは「テト(節)」、韓国では「「ソルラル」といいます。

絵は、中国雲南省に住むナシ族の象形文字、トンパ文字で「兎」です。

東アジアの国で、旧暦を捨てたのは日本(沖縄などを除く)だけ。旧暦を併用しても何も問題ないでしょう。クリスマスもハロウィンも盛り上がることができる国なんだし。

 

 

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